酔いどれおやじの独り言

徒然草の現代版

酔いどれおやじの千二百七十九日目

2013-01-28 16:38:48 | Weblog
私はいつもの如く子供のように窓に顔を近づけて景色を眺めていた。突然、急ブレーキがかかり汽車は徐行運転を始めた。何事かと前の方を見ても詳細がつかめない。なにせ私は真ん中ぐらいの席に座り、前を見ても前方の扉が邪魔をして見えなかったのである。すぐに車掌の放送で鹿の群れに出くわしたせいだと分かった。終着駅で車掌にあの時のことを聞くとよくあるそうで、ひどい時には鹿を撥ねてしまう事もあるそうなのだ。私は「ふ~ん」と納得をしたような顔をして少々鹿のせいで送れた時間を取り戻そうと会社へ急ぎ足で向かった。続く‥‥。
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