酔いどれおやじの独り言

徒然草の現代版

酔いどれおやじの千三百十四日目

2013-03-04 02:07:24 | Weblog
その女性は毎日のように私の通勤時間帯に乗り合わせるようになった。でも何時も私の降りる終着駅で消えてしまうのである。さすがに私も気になりある日車掌に聞いてみた。「車掌さん、何時も乗るあの女性は何処に行かれてる方なんですか?」「女性、そんな方乗っていませんが!」「ええっ、だって何時もあの駅から乗る方ですよ」「そんな方は乗りませんが?」私は怪訝そうな車掌の顔を見てそれ以上は聞くのをやめた。「妙だな、あんなに綺麗な女性だから車掌が気づかないはずがないんだが‥」それで私は明日の朝確かめてみようと思いその日は帰った。
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