(現代仮名遣いでは みみず ですが・・・)
これは奈良の家のご近所(お隣ですが)の薬屋さん(製薬会社)の看板商品「おにみみ」です。
この画像は風邪薬の袋ですが、よく見ると「みみづ配合」と書かれています。
実は「みみづ」は古来より解熱などに使われる漢方薬なのです。
【漢方薬(かんぽうやく)】
江戸時代にオランダ(蘭)の方から伝わった西洋医学「蘭方(らんぽう)」に対し、中国(漢)の方から伝わった中国医学を「漢方(かんぽう)」と言います。西洋医学では主に化学合成で「薬」を作りますが、中国医学では自然のものを原料に「漢方薬」を作ります。
漢方薬としての乾燥みみづは「地竜(じりゅう)」と呼ばれていますが、この薬袋にはあえて「みみづ配合」と印刷されているのがいいですね
みみづ… 一度飲んでみますか?