今日も朝から奈良にいます。
奈良の家の近くに「藤原宮跡」があります。「藤原宮」は「藤原京」の中心にありました。
で、その藤原宮の周りがちょうど今桜と菜の花が満開なのです。
土手に座り奈良の名産「柿の葉寿司」で豪華なランチをいただきました
【ここでちょっとお勉強】
藤原京は持統天皇(女帝:女性天皇)が飛鳥から遷都して造った日本で初めての「京」です。
飛鳥にあった都は「飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)」と呼ばれていました。「宮」というのは天皇の住まいで、飛鳥までの都は「宮」だけを指した小さなものでした。
そしてここ藤原の地では「藤原宮」の周りを碁盤の目のような町で囲み「藤原京」と呼ぶようになりました。つまり藤原京が最初の「京」です。※藤原京(694:飛鳥より都に向くよ藤原京)→平城京(710:なんと大きな平城京)→平安京(794:鳴くよウグイス平安京)
菜の花畑の向こうに見えるのは大和三山の一つ「耳成山(みみなしやま)」です。平野にポツンとある山ですが大昔は火山でした。火山が平野にあったなんて、ちょっと驚きでしょ!?
※大和三山:耳成山(死火山)、畝傍山(うねびやま:死火山)、香久山(かぐやま:最も神聖な山)
百人一首に持統天皇が香久山(香具山)を詠んだ有名な歌があります。
「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」
菜の花畑ではこんなお友達にも出会いました
ナガメと言って菜の花畑の中にいるとってもカラフルなカメムシです。カンの良い人は気づいたかもしれませんが、ナガメの「ナ」は「菜」の事です。
みんなが普段松原で見かけるカメムシはたぶん緑色だと思います。でもこんな風におしゃれなカメムシもいるんですよ!
それに…この小さなナガメ達も私たちと同じように自分を感じながら生きているのです。手も足も目もあって動いています。「友達」を感じませんか?
ではまた~