春待つ北信濃の山々

2011年02月06日 | 風景
えー 本日の絵は、
絶好の好天気に恵まれた先日の節分の日に見た長野市北部の景色。
春の陽気に誘われて、病院帰りにちょっと撮影し、それをちょいと例の水彩画ソフトで描いてみました。

撮影場所は長野市松代大室。
そう前の絵の『長野電鉄関崎トンネル』のトンネルの奥、向こう側(南}です。
その時にも書きましたように、この地に立って西を見れば北アルプス、北を見ればこの風景が見えるんですよ♪

雲ひとつない冬の青空の下に
中央に飯縄山。
左手は戸隠連峰に高妻山。
飯縄山の右手右斜面には黒姫山に妙高山。

えーと、畑奥の集落が大室地籍で、千曲川はこの集落の裏手を流れています。
その先にはもー一つの大河犀川が流れ、その奥が善光寺のある長野市街地です。

そしてもうひとつ
じつは、立ち位置の後ろの山斜面には大室古墳群と呼ばれる、何百も古代の古墳が存在します。
古代人もこの景色をこのんだのでしょうか♪
きっとこの数々の古墳に埋葬された人も、己の古墳の上からこの雪景色眺め・・・

「春? どこがだよー・・・」

なんてね ^^;

しかしなんだね
明日は立春という日の景色なのに
ほんと 見える畑は白一色、見える山も白一色。
これじゃとてもとても
「もー 春ですヨ♪」と言われても。 ^^;

長野電鉄屋代線関崎トンネル

2011年02月04日 | 風景

今日の絵は、この地を走る長野電鉄のトンネルの中で私が一番好きなトンネル。
単線の古いトンネルに、車体を傾けて走る大カーブが続く。
あまりの大カーブに、トンネルに向かって左側、つまりカーブの内側の線路が低くなっている。
このカーブをゴトゴトと低速の電車が車体を傾けて走るのだ。
千曲川と山、その二つに挟まれた狭い氾濫原の平地に沿って、くねくね敷かれた線路ならの景色である。
残念なことに撮影した時は電車の通過時間外で、その雄姿は無く描くことができんかった。
まっ この時の撮影は前に色鉛筆で描いたノスタルジックな木造駅舎『信濃川田駅』が対象で、近くのこのトンネルはその時のほんのご愛敬で撮ってきたもの。

じつはこの近辺では雄大な北アルプス(槍から白馬)。
戸隠連峰
飯縄・黒姫・妙高・斑尾。高社山とそれに連なる奥志賀の山々
そして線路脇にはリンゴ園と千曲川と、ほんと被写体に似はこまらない好ポイント。

山は雪山、電車はまたの時にでも・・・


なんてことだ!
その雄姿が永久に見られなくなる。

昨日のニュースで『長野電鉄屋代線廃止決定!!』との報道。

赤字路線はなんでも切り捨てのこの世の中
たしかに営業貢献度は絶対的なゼロなれど
文化的貢献度も考慮してよ・・・ 。

春はまだまだ先なのね

2011年01月22日 | 風景
「あけオメ」の一言より、もー二十二日、早いもので一月ものこすとこ一週間!

日数もここまでくれば、夕方の沈みゆく太陽に日の長さを感じる。
テレビに流れるCMも、ランドセルや雛飾りと、春もの製品大賑わい。
スーパーの棚にはオニの面がついた落花生や大豆の入った袋が山盛りに積まれ、その傍らでは恵方巻きの予約受付まっ盛り。
さすがに晴れた朝の気温はマイナスの何度と厳しいが、日中の居間に差し込む日差しは眠気を誘う温かさ。
陽だまりにおいた座布団は春の匂いに包まれて思わずうたいたくなる

 もぉーすぐ 春ぁ~ですね~え ってな


そんな陽だまりにパソコン持ち出し、昨年12月に色鉛筆で書きはじめたが、中途挫折したままほったらかしていた『光琳寺のしだれ桜』の絵。
温かさにつられお絵描きソフトで描き足ししてみた。
なんせ、不器用に手足付け、目鼻立ちして人間にしたような私故、桜はピンクと色鉛筆で一面塗りまくちゃいましたもんでね
その塗りたくったピンクを画像修正ソフトで消して、先日の水彩お絵描きソフトで再トライ

まっ 不器用なもんだからこんなんで完

実際はこんなもんじゃありませんので
また花咲くころにおいなして

あっ!場所は長野市篠ノ井の共和地区です。

防風林のある風景(水彩)

2011年01月19日 | 風景
先日の点描画で書いた『防風林のある風景』の下絵をスキャナーで取り込んでいたので、その絵を利用して水彩で色付け仕上げてみた。

と言っても、本物の水彩絵の具は水を使う。
ただでさえおっちょこちょいで散らかし屋の私、描いてるうちに水入れ容器をひっくり返して大騒ぎを起こすなんていうのは目に見えてる。
なんしろ私の机の上、は描きかけのスケッチブックに、鉛筆、色鉛筆、クレパスなどの筆記具。卓上イーゼルにティシュ箱。
ラジオに電話が各一台。
色鉛筆の塗り方の教材本(?)3冊にパソコンプリンター、スキャナにタブレット。
などなどおよそ絵を描く隙間が無いほど混雑ぶり^^;

そこで登場するのが、パソコンの画面で水彩画が描けるソフト『ゆめいろのえのぐ~Paint Emotion~』(製作者:渡邉賢悟氏 東京工科大学・大学院)である。
お絵描きソフトなのにスポイト機能、カラー作成機能が無い!
そして描くソフトのうたい文句、レイヤー機能も筆形状も、スプレーも・・・
塗りつぶしさえ無いのだ!
ただただ筆で塗るだけ。
なんとシンプルな♪
じゃあ塗りたい色はというと、10色の絵具をパレット上でコネコネ混ぜるだけ。
まったくもって水彩絵の具^^;

思う色はできないが思わぬ色ができ、二度と同じ色が(私には)作れないッうソフト。ただしご安心ください、作った色を保存できるパレット保存機能はありますよ。
実際の水を使わずに水彩画が楽しめる
そしてありがたい事に回数限定ながら失敗を元に戻せるアンドゥ機能付き。
実際には塗ったら色が違うと思っても後の祭りの水彩画ですが、安心して色塗りできます^^;
まったくおっちょこちょいの私にはもってこいのソフトである♪
そしてなによりも無料のフリーソフトっていうのがいい♪♪

防風林のある風景

2011年01月18日 | 風景
信州も冬は厳しいが、北陸の冬もまたそれ以上に厳しいという・・
その厳しさの象徴が富山平野の住宅に見られる屋敷林である。

息子いもたろうが富山にいた頃
「富山の雪は足元から降ってくる」と言った。

富山湾より吹きつける雪を伴った風が、障害物の無い平野をいったん飛び越し、背後にある高い山(後立山連峰)にぶつかり、その後その山の急斜面をかけ下りてくるのだそうだ。
後立山連峰・・ 私等が毎日拝んでいる北アルプスの反対側である。

今回はそんな富山平野で見た光景を、A4の紙に鉛筆と水性ボールペンで点々点と。

ひとつの点が連なると線に見え、面に見る。
集まると濃く、拡散すれば淡く。
それも緊密にすればするほど映える。
じゃが私の打った点線はどれもこれも根性が曲がってる。
ははは 正直なものである。
人間・・ 真っ直ぐに生きなきゃね^^;