数日前、わが家に遊びに来ていたかあちゃんの友人が、“スリッパ”を描いてくれと言う。
「なんじゃそれわっ?」と聞き返せば、「蘭の」花」だと言う。
「名前はパテオ・・ パフィオ・・ パフオ・・ あ゛ーっ思い出せない! まっ、とにかく、通称“神様のスリッパ”か“天使の・・”ぅう~ん・・ まっ、よろしく♪」
“天使の羽”とか“天使の誘惑”、“天使のココア”なら、まだ聞いたことがあると思うが、スリッパね~・・・ どんな花なのか、まったく思い浮かばない。うひょー ・・・ また難しい仕事を。
なんせ こちとらこの世に「おぎゃぁ」と生まれて以来、自分に一番そぐわないものは・・・と聞かれれば、躊躇無く「 花 」と答える私に向かって、“花”を描けとは ねぇー、世も末である。
確かに昨日は、かの有名な“マヤ暦”で言うとこの、『世界終焉の日』であったな ^^;
顔の前に指を一本立て、左右に振りながら、「チッチッチ 、お嬢さん(オバサン)、俺には花は似合わないぜ」と言って、まともに花なんぞ描いたことない私に、花描けとわ!それも、依頼主さえ名前の思い出せないほどの花の絵など・・・ (T_T)
ネット検索。
“スリッパ” 出てくる画像は間違い無く『スリッパ』
“神様のスリッパ” 該当なし
“天使のスリッパ” スリッパに紛れて蘭の花。
いくつか検索した中にあったが、さて目的の花かなのか・・
“天使のスリッパ 蘭”と入力。
次から次と蘭の花!
色、形、大きさと、どれがどれだか^^;
検索した写真の中に、“天使のスリッパ”の文字と、花の本名なのかカタカナで記入された長い文字列”。
本当の名前は、『パフィオペデュラム』と舌を噛みそう。
やっと本命の花の名発見か!
検索窓に”パフィオペデュラム”と入力。
と・・・
えっ!! 一つの花なのに・・・ そこには百花繚乱、千差万別の花写真。
蘭だけでも25000種以上、パフィオペデュラムの原種だけでも80種以上!
今回探して描いた絵も彼女の本命に非ずとか・・
だめだ こりゃ ^^;