六月の棚田(色鉛筆)

2011年06月04日 | 風景
昨日、やっこらせと近所の棚田を撮りに行ってきた。
近くには姨捨の棚田はじめ、棚田百選に選ばれている棚田もいくつかあるが、そんな有名どこじゃない。
日常生活の裏庭にあるような棚田だ。
実を言うと、アルプスと棚田をセットにしようとしたが、あいにく雲多く、アルプスの雄姿は今一つでしたが、六月の萌える様な若葉に囲まれて棚田に遭遇。
田の大きさ畳三十畳ほど、絵の中央の木の先は急峻な山肌、いや、犀川に削られた崖。
畔草はちょっと無精ヒゲぐらいに伸びてはいたが、水漏れせぬようきれいに畔たたきされ手入れが行き届いていた。
この田の周りの田にも稲が植えられており、ほぼ田植え作業はこの辺じゃ終了。

えっ?
萌える様な若葉・・・ 手入れの行き届いた田・・・

どこ? ってか^^;

かくれんぼ(色鉛筆)

2011年06月02日 | 情景
“たまーにゃわが子の絵でも”と思い、アルバムを何冊かひろげてみていたら、上目遣いで何かを捜しているような三歳頃の息子の写真が出てきた。
(実際の写真は横にともだちがおり、二人並んで保育園の先生にでも撮ってもらったのだと思う)

よっしゃ、この表情いただき

えーと 探し物・・
     探し物・・

さて連想ゲーム。
いまは梅雨。
梅雨ときたら紫陽花
紫陽花といえば・・・
 これだ

探し物は季節がら紫陽花の葉っぱの裏に隠れてる“かたつむり”
そしてお題して『かくれんぼ』

久しぶりにわが子(たこじろう)の色鉛筆画の完成である

田植え(水彩色鉛筆)

2011年06月01日 | 風景
「おらがだめになれば、ここもこんでしめい」

ぼそり爺さんが曲がった腰を伸ばしながらそう言った。

六月といえば田植えの時期。
猫の額ほどの小さな田、用水は谷間をちょろちょろと流れる清水だけ。
地勢的に大規模な改修も望めぬ小さな棚田。
機械化されぬ営農に、若者は離農または離村し、毎年一枚二枚と手の入らない荒れた農地が増え進む。
ここも然り、周りにある田は草が伸び放題、水が張られた田はこの一枚。
齢八十半ばの爺さんは腰伸ばした後、またひとり黙々と稲の苗を植え始めた。



今日より六月、梅雨シーズンだが、今年は先月五月に梅雨入り宣言、やはり寒い衣替えの日となりました。
今日の絵はとある山村の小さな棚田での田植え風景を、水彩色鉛筆で描いてみました。
と言っても、月に一本二本と買い足してるために、ようやく十五本ほどになりましたが、その内の十本あまりが茶系と緑系・・・ のみ

一揃え揃うのはいつのことぞよ
ああ 悲し