北関東の宮彫・寺社彫刻(東照宮から派生した宮彫師集団の活躍)

『日光東照宮のスピリッツ』を受けついだ宮彫師たち

伊勢崎の屋台-境・女塚の屋台

2019年08月06日 | 各論 石原常八
旧境町(現伊勢崎市)の女塚(おなづか)地区の屋台を紹介させて頂きます。現在は境ふるさと祭りで巡行されます。以前は世良田祇園祭に客屋台として遠征していました。女塚屋台は、明治8年(1875)に焼失し、明治13年(1880)に新調されました。彫物師は、石原常八の末流になる高澤改之助、棟梁は中嶋亀吉になります(伊勢崎市教育委員会『波志江の屋台』34-35頁)。高澤改之助に関しましては、当ブログ2018年11月18日に投稿しました『明治の左甚五郎』-高澤改之助(石原知信)を参照ください。

●屋台前方部
鬼板と懸魚は『素戔嗚尊の八岐大蛇退治』







両脇木鼻の『龍』






●屋台中央部のしきりの上部 『鶴』他






●屋台後方部
 『獅子の子落とし』





















●屋台の車輪部



*側方にも龍の欄間がありますが、提灯のため提示できる画像が用意できませんでした。

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