ヨンヨン部屋には、
ちゃんと最後まで読んでいなかった雑誌がたくさんある。
ヨンジュン情報がない今・・・
新鮮な気持ちで読んでみたりしている・・・
そして今日、やっとわかった・・・・
この写真が「ダビデ像」と言われるようになったことが・・・
アエラNo29臨時増刊
初来日のインタビューが載っていました。
その最後のページに・・・・
フェンダーの中で、
ぺヨンジュンの表情やしぐさが絶え間なく変わる。
撮影用のポーズを撮るときはもちろん、
雑談するときも、お湯を飲むときでさえも、
大きな身振りで満面の笑みを見せたかと思うと、
鋭い目で宙を見つめ、じっと考え込む。
どの瞬間も、シャッターチャンスである。
指を休ませる間もない。
時々、彼とファインダーの中で目が合う。
相手からは見えないはずなのに、
どきっとして、つい目をそらしてしまった。
インタビューの終わりに日本語で声をかけられた。
「おつかれさまでした」
後日・・・・できあがった写真を
編集部のみんなで囲んでながめていると、
一人が大きな声で言った。
「このポーズ、ダビデ像と一緒じゃない?」
表紙と、それを拡大した次のページの写真のことだ。
首のつけねに軽く添えた左手、
やや左方向を見つめるまなざし、
イタリア・ルネッサンス期の巨匠ミケランジェロの作品に、
確かに酷似している。
私が撮影していたのは、
現代によみがえったダビデ像だった。
編集部 葛谷晋吾