指原莉乃もハマる「虹プロ」 オーディション番組の魅力とは
ついにデビューするメンバーが決定した――。
6月25日深夜(26日未明)、いま若者の間で最も注目を集めている
ガールズグループ・オーディションプロジェクト「Nizi Project」が“ゴール”を迎えた。
地上波番組『虹の架け橋』(日本テレビ系)で
アイドルとしてデビューすることができる合格者9人が発表されたのだ。
「Nizi Project(通称:虹プロ)」は、ソニーミュージックと
韓国の大手芸能事務所「JYP」が共同開催するアイドルオーディション。
「世界的なガールズグループを目指す」をコンセプトに、
日本とアメリカでオーディションが行われ応募者数1万人超が集まった。
そこから最終選考に進んだ13人が韓国で厳しい合宿生活を送る様子が放送され、
彼女たちの合否が注目を集めていた。
そして25日深夜の放送でついに9人の合格が決定。
アイドルグループ「NiziU」として2020年秋にCDデビューすることが決まった。
このオーディションを日テレ系配信サイト「Hulu」が独占配信していたほか、
『スッキリ』(日テレ系)では「デビューメンバー決定までカウントダウンSP」と題し、
6月15日から毎日特集を放送してきた。
その盛り上がりは既存のアイドルファンの枠を越えており、
同番組のファンだというタレント・指原莉乃は自身のツイッターで
「虹プロ、スッキリで先取りでみちゃうか我慢して待つか…。」
(5月6日)とコメントしていたほどだ。
彼女たちが高い注目を集める背景には、
「アイドルオーディション番組」が昨今のトレンドになっていることが関係している。
そのきっかけはお隣・韓国で2016年に放送が始まった
「PRODUCE 101」シリーズにある。
「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者が、101人のアイドル候補の中から
自分のお気に入りの練習生に投票する番組で
視聴者を巻き込むシステムがハマって社会現象を巻き起こした。
2018年にはAKB48グループも同番組に参加し、
そこから生まれた日韓混合グループ「IZ*ONE」が現在も活動している
昨年は吉本興業が主導して日本版となる
『プロデュース101 JAPAN』が放送された。
同番組から3月にデビューした男性アイドルグループ「JO1」は、
デビューシングルが初週売上32.7万枚でオリコン初登場1位を獲得するなど
異例の人気ぶりを見せている。
なぜこうしたオーディション番組が熱狂的な支持を得ているのか。
アイドル研究家の北川昌弘氏はその理由を
「アイドルに抱く感情が、憧れから応援へと変化した」と解説する。
「昭和のテレビアイドルはそれまで高嶺の花であった映画スターに比べれば
親しみやすさがポイントでしたが、それでもテレビから
発信される一方通行の疑似恋愛でした。
昭和でいえば松田聖子さんや小泉今日子さんなどが代表例で、
彼女たちのソロで戦える強烈な魅力に自分とは違う存在として
視聴者は憧れの気持ちを抱いていたんです。
ですが、AKB48が打ち出した“会いに行けるアイドル”というコンセプトから
アイドルが劇的に変わりました。
特にアイドルの成長過程を見せていくことで手の届かない存在から、
応援したい友人のような存在に変化してきたのだと思います。
ですから、優れた美貌や歌声といったアイドルの要素ももちろん大事ですが、
オーディション番組を通して思いやりのある人柄や
必死に努力を見ることでより感情移入できるようになった。
『Nizi Project』は私の観た限りでは、ファイナルメンバーは
かなりレベルが高い印象です。
苦労を乗り越えてデビューしたメンバーだからこそ、
新人ではありますがずっと応援していたグループのように感じられるのが
ウケているのでしょう」
2020年秋に正真正銘のアイドルとしてデビュー予定の「NiziU」。
きっと多くのファンが彼女たちの船出を待ち望んでいることだろう。
今後も新たなオーディション番組が世間を賑わせるかもしれない
私もNizi Projectにはまった1人です。
はじめは知らなかったのですが、友人から「すっきり」の事を聞いて、
ちょっと見てみると、すぐにはまって・・・・
YouTubeで、最初のオーデションから全部視聴してしまいました。
そして、JYPssiの魅力にもはまってしまいました。