★跋陀婆羅菩薩をお迎えしました。

書院・庫裏等の新築を期に、
建物内の各所に祀る仏さまを
仏師さんにお願いして３ヶ月半。

先週末、ようやく木像をお迎えしましたので、
それぞれに紹介をしたいと思う“その２”です。





■跋陀婆羅菩薩（ばっ・だ・ば・ら・ぼ・さつ）

船を漕ぐオールのような、棒状の板を携えている跋陀婆羅菩薩は、
お風呂の供養（提供）を受けた際に悟りを得たという因縁から
浴司（よくす；お風呂）に祀られています。

就寝前にお風呂に入ると１日中張り詰めていた気持ちが和らぎ、
隅々まで体の垢を拭うと心もホッとなりますが、
別の見方をすれば油断をしやすい場所でもあります。



着替えているときなのか、
床に就こうとしたときなのか、
はたまた、パソコンに向かって事務をしている時なのか…。



　日日是好日（にち・にち・これ・こう・にち）

　歩々是道場（ほ・ほ・これ・どう・じょう）



跋陀婆羅菩薩さまのように、いつ、どんな状況で
“悟りの機縁（キッカケ）”が訪れるかはわかりません。





書院２階の浴司（よくす）入口に祀っています。