たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★稲荷社の移設その4(新しい社)

2009年09月07日 | 書院庫裏の建築
これまでお祀りしてきた豊川稲荷の社は、
約50年ほど前に作られたものだそうです。

月日を重ねることで到達した重鎮さがありましたが、
所々に修復しようのない不具合も生じていました。

今回の移設に際して、社を新しくしました。



移設作業前、旧社の造りを細部にわたって再確認し、
現在入手できる既製の社を選ぶことにしましたが、
その作業の中で、旧社が非常に手の込んだ仕様であることがわかりました。

同じ仕様を踏襲するため僅かながら大きな社となりました。




旧 社




旧社の細部
像と獅子の彫り物(正面右)・龍の彫り物(正面中央)

 





新社の細部
正面向かって左の彫り物・中央の扉・向かって右の彫り物

中央の錠前は追加注文品で
龍がモチーフのオリジナルです。

  


新社の細部
像と獅子の彫り物(正面左・正面右)

 


新社の細部
龍の彫り物(正面中央部)

50年経っても、龍の基本的なポーズは変わっていません。
宝珠(玉)は旧社には見られなかったものです。




新社の細部
銅版葺きの屋根(向かって左)




新社の細部
銅版葺きの屋根(正面)




新社の全景

今回は社が納品・設置されて一区切りとなりましたが、
植栽・参道などの整備はまだまだこれからです。

全てが完了すると、社の左・右・奥の三方に
奉納の幟(のぼり)を建てることになります。




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追記

★稲荷社の移設その5(遷座点眼法要)
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