たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★台湾・台北 訪問記 その2 「東和禅寺で法要随喜」

2012年12月27日 | まなび
これは、平成24年12月5~7日に行った台湾(台北市)の訪問記です。

★台湾・台北 訪問記 その1「旧曹洞宗台北別院へ」





門をくぐると、何名かの人たちが境内におりました。

得体の知れない私が日本人であることが伝わったらしく、
その中で一番年配の方が日本語で話しかけてくれました。
これからお寺で法要が行われるそうで、その施主家であるようでした。







                              本堂正面に掲げられている額



暫くするとお寺のご住職さま始め僧侶の方々が顔を出して下さいました。

本堂隣のお部屋に通され、お話をお伺いしていると
ご住職さまから「これから法要があるから一緒にどうですか?」と!
その日の私は洋服姿で腰が引けていましたが、「良ければ、さぁ!どうぞ!」と
法要の課誦位まで用意して下さり、たいへん有り難いものでした。


けれども、用意して下さったお経本は見慣れません…

しかも、その厚さにたじろぎます (@_@)







     本堂内景(ご本尊様)「萬徳圓満」額は永平寺67世北野元峰禅師の揮毫



台湾のお坊さんたちはクリクリの坊主頭に
ヘッドセットマイクを装着していました。
本堂いっぱいに読経の声が満ちあふれているところに、
私も声を重ねさせていただきました。

当たり前ですが、お経本にカナは振ってありませんし、
題名も、内容も、お唱えしたことのない経文でしたが、
精一杯、日本式の音読みでお唱えをしていました。

法要そのものは、馨子、木魚、鈴鉦を使って折々に節回しや復唱をしながら
多くの仏さまに対して懺悔(悔過)の礼拝をする懺法法要でありました。







          永平寺の寺紋「久我竜胆」が装飾された格天井


法要後、隣にいた台湾人僧侶の方に「よく読めましたね」と驚かれましたが、
そこは素直に、日本式の音読みでお唱えした旨申し上げ試しに一節を唱えてみると、
似てはいるけれど、台湾式読み方とは違うということもお互いが確認できました。







                                 本堂の隣にある控室



法要後、暫く堂内を拝観させていただいていましたが、
私と同じように台湾に集結しているメンバーとの集合時間が迫っていました。

お寺では、引き続き施食供養の法要が行われるとのことでしたが、
取りあえずこの日は拝辞させていただくこととなりました。







             日本の曹洞宗関係の方との集合写真もたくさんありました。



先ほどまでザンザン降りだったお天気は、ほとんど止みかけいました。
ここまでのところ台北に来て全て地下鉄移動でしたが、
集合場所であるホテルまで、乗り換えの関係で地下鉄も6本目となりました。

松山空港で買った悠遊卡があるので、全く苦労知らずです( ^o^)ノ



★台湾・台北 訪問記 その3 「台湾宗教事情の一端」へ
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