たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★病院

2009年06月29日 | おはなし
たとえば病に冒されてある病院に入院した場合、
退院の日は晴れて表玄関から笑顔で出て行きたいものです。

ですがその願いは誰でもかなえられるわけではなく、
違う出口からお別れをしなくてはならない場合もあります。

薬石功無く、病院で最期を迎えるという場合です。



そんな時、この病院はどんな送り出し方をしくれるのでしょうか。



ストレッチャーに載せられて、
搬出口から出されるだけなのか、

ひとときでも布団に寝かせてもらい、
家族と過ごす時間と場所を提供してもらえるのか、

生を愛おしく大切に思う感情と、
死を悲しみ悼む感情を持つことは、
硬貨の表裏のようなものなのでしょう。



そういう“目線”で病院を再評価してみるのも
意義があるのではないかと思います。

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