たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★建物は、いろいろな材料の組み合わせ。

2010年04月27日 | 書院庫裏の建築
書院・庫裏で使用する部材などの見本が
本堂の控室に置かれています。









あれもこれもとゼロベースで選んでいくとキリがないので、
「既設の本堂との一体感」を基調とする事にしました。




屋根 緑青色のスチール



壁面ボード(白で塗装します) 



表通り壁面の飾り格子



窓枠(サッシ)



一階檀信徒談話室(ふらっとホール)の床材




この他に、エレベーター内装・各階乗降口の色柄、
2階浴室の壁面パネルのデザインが決まりました。






さて一棟の家を建てるために必要な材料があります。

これが、建設現場に山積みになっていても、
そこに「家がある」と思う人は居ないでしょう。

けれども、これらの材料が与えられた役割を全うするように
職人さんたちの手によって組み合わされ、建設されると、
そこには今まで無かった「家がある」ということになります。

不生不滅。不増不減。

般若心経の中にもありますね。
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