たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★シンポジウムに行ってきました

2011年11月06日 | 震災ボランティア
11月2日、大本山永平寺“禅を学ぶ会”主催のシンポジウム
「いのちを慈しむ~原発を選ばない生き方~」が開催されました。



私は先月23日に開催した開創350周年記念法要・退董晋山式の
報告と御礼の拝登・三拝をするため本山に行く機会を窺っていたので、
今回のシンポジウム開催を知り、一も二もなく参加を決めていました。



それがシンポジウム講師の飯舘村酪農家長谷川健一さんとのご縁があり、
当日の会場全般の係をさせていただくことになりました。






 四季の森文化館



 ふれあいセンター


会場は、事前にマスコミを通じてリリースされた情報によると
永平寺旧傘松閣を再現した永平寺町緑の村四季の森文化館とありましたが、
実際にはその隣の永平寺緑の村ふれあいセンターでした。











当日は午前9時過ぎから会場の準備、
スタッフ打ち合わせを経て開会となりました。
開会に当たり、松原副監院老師からお話しがありました。





シンポジウム開催を知らせる事前の報道では、
永平寺が「高速増殖炉・もんじゅ」「新型転換炉・ふげん」の
命名に関わったという記述も見られましたが、
既に「もんじゅ」「ふげん」と命名されたと原発事業者から報告を受け、
それに対して賛意を示したと議事録に残されているとの報告がありました。







飯舘村酪農家の長谷川健一さん
現地での嘘偽りのない悲惨な状況が説かれ、
会場のあちこちから涙をすする声が聞こえてきました。





小浜市で反原発運動を牽引する真言宗僧侶の中嶌哲演さん
溢れんばかりの電気を得る代わりに背負わなくてはならない負の遺産と
私達の我欲・目先の便利さを追求する姿勢から卒業することが説かれました。





以上、お二人の基調講演に続いて、
コーディネーターの朴慶南さんが加わって
パネルディスカッションが行われました。

慶南さんは人当たりの良い雰囲気が幸い(災い?)して、
ホンワカとした感じに聞こえてしまいますが、
おっしゃられていることは、けっこうズバズバでした(^_^;)












パネルディスカッションの途中で会場を後にし、永平寺に向かいました。






勅使門の手前から祠堂殿を仰ぎ見ると紅葉が目を惹きます。






同日の晩、今回のシンポジウムと同内容で修行僧向けの講義が行われましたが、
準備の時間が充分にあったので承陽殿での拝礼に上がりました。





承陽殿に向かう途中の山門から鐘楼堂・五代杉方向
たしか、一年半前に五代杉が倒れ、鐘楼堂が一部損壊したはずですが、
山門から見た所、もう修復は済んでいるようでした。







回廊、こんなにキツかったかな…。









道元禅師の霊廟である承陽殿は空気が違います





かおるちゃん…。





 

法堂                仏殿








途中休憩のないノンストップで3時間にも及ぶ講座となりました
事務局の皆様、雲水の皆様、お手伝いの皆様、お疲れさまでした



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