たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★責任の持てないことはしない という生き方

2011年11月01日 | おはなし
今年、私たちの電気事情は一変しました。



鉄道の本数は減り、調理時間に気を使い、
厳しい暑さの中でも空調を抑え、
危機感を持ちながら「節電」に努めています。

中でも、煌々と輝く店舗、
繁華街の看板、夜道の街灯などは、
いち早く節電の対象となりましたが、
気がつけばそれにも慣れました。

節電は、これまで電気を「使いたい放題」していた現代社会の姿勢を改める機会となりました。





社会的には、平和利用・絶対安全と宣伝されてきた原発の危険性

「被曝の実態」

「処分方法が曖昧な放射性廃棄物」

等が、日本が経験した四度の被曝(広島・長崎・第五福竜丸・福島)
によりやっと認識され、原発反対の声が増してきました。





幼い頃、食後の食べ散らかしや、電気の消し忘れがあると、
「お手洗いでお尻を拭くのは誰?自分でしょ!」と叱られていました。
「自分がした事に、責任を持ちなさい」という諭しの原点でした。





原発に賛成か、反対か―。

少なくとも、原発事故が起きれば、
あらゆるものが放射能に汚染され、
その責任を負える人はいません。

原発を扱うに足る資格が、私たち人類にあるのでしょうか。



       当山の寺報『大龍寺からのおしらせ』(平成23年9月発行)より







先般来、ご案内申し上げておりました


 当山開創三百五十周年記念
 
   開山歴代住職報恩歎仏法要・書院孝徳殿落慶式

   三 十 世 正興泰信 大和尚 退董式(退任式)

   三十一世 能忍賢孝 和 尚 晋山式(就任式)

   檀信徒総回向・埋経五十年タイムカプセル封印式


につきましては、お陰さまをもちまして10月23日に
約200名にも及ぶ檀信徒皆さまと有縁のご寺院様方にご参集賜り、
盛会裡に修行させて頂きました。

改めて、これまで滔々と守られてきた信仰の灯火、
ご先祖さまへの報恩感謝のご供養を、
未来へと受け継いでいく重責を感じています。


今回、きちんとしたご挨拶ご報告もままならない状態で甚だ恐縮ではありますが、
取り急ぎ、開催の御礼を付記させていただきます。

今後とも宜しくお願い申し上げます。
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