たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★台湾・台北 訪問記 その5 「遙か彼方を仰ぎ見る」

2012年12月28日 | まなび
これは、平成24年12月5~7日に行った台湾(台北市)の訪問記です。

★台湾・台北 訪問記 その1 「旧曹洞宗台北別院へ」

★台湾・台北 訪問記 その2 「東和禅寺で法要随喜」

★台湾・台北 訪問記 その3 「台湾宗教事情の一端」

★台湾・台北 訪問記 その4 「ふたたびの東和禅寺」





前晩の会議は、日本のメンバーは途中で抜け出して台北市内のホテルに戻りましたが、
他国のメンバーは会議の行われた施設に宿泊していたため、深夜まで議論が続いたとのことでした。
そのためかどうかわかりませんが、翌朝の行事は10時すぎとのこと。

私は朝6時に目が覚めてしまい、これでは時間を持てあまします。
せっかくの台湾なので、朝市に行ってみることにしました。

同部屋の相棒殿はだいぶお疲れの様子で、朝市は布団の中からパス!とのお返事。
ひとりでお散歩のつもりでホテルに近い“雙連朝市”に向かいました。







雙連駅の地上出口付近から北方に延びる路地が朝市エリア。
ちょうど地下鉄の上にあたる場所が公園として整備されており、
太極拳のような体操をしているグループが幾つもありました。
ゆっくり身体を動かしながらも、たまに真っ赤な扇子をバサッと広げて見得を切っています。









公園の沿道には、軒を連ねた店舗と、露天が所狭しとひしめき合っています。
地元グルメを食べたく思っても、これでは手を出せるものがありません…。





朝市の最後は柳丁汁という台湾みかんのジューススタンド!
心がなびきましたが、うーん…勇気がありません。





朝市の中ほどに「文昌宮」というお寺がありました。
開けっぴろげな雰囲気で中まで入ってみました。





お参りのためのお線香は一組五本です。
一度の参拝で5つのお堂を巡るためです。





おみくじのようなものです。





電光サインが掛かっていたり、電飾がLED化されていたり、
古くからの建物ではありますが、細かいところで“ナウさ”が光っています。





文昌宮のお参りが済んでもまだ2時間ほど余裕がありました。
計画外の飛躍をして地下鉄で淡水まで行くことにしました。

淡水は前晩のWFBY会議で訪れた港町。
真っ暗だった波間を眺めることもできました☆







淡水河の向こう岸には、観音山を仰ぎ見ることができます。
統治時代、曹洞宗は観音山の古道に三十三観音の石仏を祀ったそうです。

今回は現地に赴いて実際に確認することはできませんでしたが、
偉大な山容を仰ぎ見て、機会があれば次こそ訪れたいと思えてきます。







中正路にある福佑宮は、淡水で最も古い寺院です。



 

それにしても、台湾のお寺は、屋根の上を仰ぎ見ても、大変興味をそそります。









台湾の道路には、ゴミが落ちていないように思います。
至るところにバイクが停めてありますが、整然としています。
言って聞かせただけでは成し得ない国民性なのか、気持ちの良いものです。





そうこうしているうちに、ホテル前の集合時間が見えてきました。

ここ淡水は西方の海に夕日が映える美しい港町だそうですが、今回はこれにて。
さぁ、そろそろ戻って、帰国のための荷詰めをしましょう。



★台湾・台北 訪問記 その6 「共に復興をいのる」へ
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