ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

自転車でオランダ

2008-06-11 19:20:28 | 油彩画ブルージュ
バラ帽子の港制作中   1996年
ベルギー・ブルージュ


マリアおばさんは、私に一台の自由に使える自転車を貸してくれました。
作りは頑丈でしっかりした重いやつです。
盗む奴がいるからチェーンは必ず掛けてね!と言われて「ヤーヤー」
(はいはい)。

はじめうれしくて町中を自転車に乗ってうろうろしてたら、
自転車の専用ラインとか、一方通行とか、ルールとかがありまして、
知らない私は「ピーピーピーピー!」と笛でお巡りさんにかなり怒られました。

ベルギーは自転車専用道がありまして、楽しく快適安全に移動することが出来ます。
そんな道がブルージュから運河沿いにオランダまで続いてまして(途中小さな国境あり)、
自転車こぐこと2時間ほどでオランダ・Sluisの町に行くことができます。

国が変わると町も人も変わるので楽しかったです。
オランダ人でかいな~
と思いながら道端の屋台のフライドポテトSサイズを頼んだら、3Lサイズぐらいのてんこ盛りポテトで、
Sサイズを頼んだんだけど!と確認したら、Sサイズでした。
(M・Lの存在が怖い!)

がんばって食べたのですが、最後の残りは鳩に手伝ってもらいました。
たぶんですけどオランダ人はポテト食べ過ぎで、でかいんじゃーないでしょうか?
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マリアおばさんと朝食

2008-06-10 09:09:12 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「バラ帽子の港」油彩画  40号P  1996年(個人蔵)
ベルギー・ブルージュ


ホームステイは朝食パックで申し込んだので、ありがたくマリアおばさんが毎朝準備してくれました。朝食は朝7時で少し寝坊すると階段下から「フィフゥー」とワンちゃんでも呼ぶように声を掛けてくれます。
(キヨタカは難しいらしく、たいがいフィフゥーです。)

2階の白い部屋には、ピカピカの白いテーブルクロスが掛かった長方形の大きなテーブルがありまして、気持ちのいい清潔純白部屋でした。

朝食は美味しいコーヒーと生搾りオレンジジュースと焼きたて日替わりパンと日替わり大盛りチーズとバターとヌッテラ(チョコ)です。

とてもシンプルでお腹がすきそうなもんなんですが、チーズがデカイ!
チーズ大好きの私が泣き入るぐらいのデカサを毎朝ガッツリ食べさせられました。
(残すと怒られる)

マリアおばさんは食べる前に必ずお祈りしますが、私は頂きますと日本風です。

初見の外側オレンジ色のチーズが出されてパクパク食べたら、マリアおばさんオレンジ色の部分むいて中だけ食べてました。
皮か~(おばさん食事に集中)

結局大盛りチーズのおかげで腹持ちが良かったですが・・・。

美味しいコーヒーはポットに沢山入ってまして、おかわり自由なんですが、
そのポットが曲者でして、こぼさずに入れるのが難しい!
滞在中3回もジャパーとピカピカ白テーブルクロスに飲ましてしまいました。

マリアおばさんは独身のせいもあってか?どこもかしこもピカピカなんです。
キッチンのシンクには水滴の跡さえ残さない方でした。

そこに私が行ったわけですから今思うと大変だったろうな~なんて思います。
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ブルージュの5月は雨

2008-06-09 08:52:35 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「木のある風景」油彩画  20号P  1996年(個人蔵)
ベルギー・ブルージュ


マリアおばさんの家に馴染んだ私は、さっそく画材屋さんへ足を運びました。
ブルージュの町中にある小さな可愛らしい店でして、いつも笑顔で元気な奥さんがドアを開けると奥から出てきます。

キャンバスと油とイーゼルを買って(キャンバスは5センチ単位の組み合わせで好きなサイズを選べました。)町中探索開始!
まずはお尋ね者の胸騒ぎの風景を描こうと思い、その絵の切り抜きを持って探しまくりました。
が、見つかりません。

しかも来る日も来る日も雨ばかりで一向に晴れず、一月ほど梅雨状態でかなりテンションも下がってた時、なんとなく小さな橋のそばから見上げた木が喋りかけてるようで、雨が止んでる隙にその木を描き始めました。
木から元気を頂いたのか?だんだん楽しくなって天気もよくなりお尋ね者も発見!
ブルージュに着いて一月目でやっと

乗ってきた!乗ってきた!
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ブルージュに到着

2008-06-08 09:57:43 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「夕刻の運河」油彩画  80号P  1996年(個人蔵)
ベルギー・ブルージュ


ベルギーのブリュッセルに飛行機で下りる時に窓から見た風景は、のんびりした農村風景で、所々に可愛らしいレンガ作りの家が見え、牛もぽつぽつ見えて草を食んでました。

おとぎ話のような世界だな~なんて大阪のごみごみして緑の少ない世界に生まれ育った私は、
とても感動したように覚えています。

空港に着き絵の具満載の荷物を受け取って電車に乗ってブリュッセルまで行き、乗り換えてブリュージュに到着。
タクシー嫌いな私は、地図を見ながらマリアおばさんの家まで重たい荷物を持って歩きました。

遠い!重い荷物のせいでかなり遠く感じましたが、それらしき家を発見!隣の家同士ひっついてまして3階立てで、家の幅は7メーター位と狭くしかも1階は別の人の家みたいでした。

狭いな~住めるのかな~と思いつつ呼び鈴押して、ビービー!
マリアおばさん登場!
感じのいい少しコロンとした可愛らしい方でして、1人暮らしでカトリックでベビーシッターをされておりました。絵に描いたような清潔なお人です。

「まあまあ上がんなさい!」

入ってみると奥は長くて2階のマリアおばさんの家中テラスから隣の家の中庭が自分とこみたいに楽しめてすごく素敵なお家でした。
私の部屋は3階の屋根裏部屋になります。
窓が吹きガラスのステンドで、とても可愛らしく気に入りました。

やっしゃ!ここで制作だー



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初ホームステイ

2008-06-07 08:33:58 | 油彩画ブルージュ
       Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
       「ロバの道」油彩画  30号M  1996年(個人蔵)
       ベルギー・ブルージュ


ベルギーにはホームステイ紹介会社があったので、貯金の目安が付いた時点で日本からホームステイの予約手続きをしました。

英語がサッパリなもので書類はオーストラリア・ステイ帰りのTさんにお願いいたしまして(あの時はお世話になりました。)、お金振込んで準備OK!
その後ベルギーからステイ先のアドレスと書類が来ました。
私のステイ先はマリアおばさんの家に決まって地図と電話番号が載ってたので、とりあえず電話してみました。

マリアおばさんは、フランス語かフラマン語(訛りオランダ語)のみ話す方でして、私は日本語のみ話せる人間ですから、受話器を持ってただお互いの名前をキャッチボールして確認するだけの至ってシンプルな心の会話になります。
きっといい人に違いない!なんてお互い思いながらの初会話でした。たぶん

マリア?
キョタカ?
マリア?
キョ・タカ?
まり~あ?
キョッタカ?
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ベルギーのブルージュに出発

2008-06-06 09:03:02 | 油彩画ブルージュ
    「胸騒ぎ作品制作中でかなりハッピーな作者」   1996年
    ベルギー・ブルージュ



ベルギーのブルージュに行ったのは、1996年の5月~10月にかけて半年滞在です。

1993年のヨーロッパ旅行の制作失敗の後すぐに仕事に就き(鳶職)、ひたすらお金を貯めて200万ほど貯まってから計画実行に着手!
仕事スパッと辞めて、
今度はヨーロッパでイーゼル立てて現場で描いてみたかったので、ベルギーのブルージュに滞在制作しに行きました。

行ったことはなかったのですが、日本人画家(名前忘れました)のブルージュの風景画で胸騒ぎのする作品がありまして、何に胸騒ぎしてるのか?同じ風景を描いて確かめてみようと思いこの地を選んだ訳です。

■1993年のヨーロッパ旅行の制作失敗話はこちら

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