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「おとなりさん」 透明水彩画 A5(210×148)2019年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵
この絵はヴェネチアのサン・ジョルジョ島(左)と
ジュデッカ島(右)の境目あたりを描いた作品です。
どちらの島もヴェネチア本島とは離れていまして、
船で渡らないと上陸できません。
私はサン・ジョルジョ島が好きで、
いつも隅々まで眺めているものですから、
自然と視界の中にジュデッカ島の岬が目に入ります。
そこに若い木がたくさん生えているところがあって、
海をみんなで背伸びして眺めているようで、
それがなんだかおかしくて好きになり
この絵が生まれてくれました。
「おとなりさん」はサン・ジョルジョ島のおとなりさんという意味です。
やっぱり海が好きなのでしょうね。
塩っ辛くて苦手なはずなのに
興味津々で身を乗り出して海を眺めています。
毎日同じように見えるヴェネチアの海も
好意をもって観察する者や
生まれつき自然を愛する力が強い者たちには
特別美しい表情を見せてくれるものです。
それは生きてる植物だって同じことだろうし
私には見ることのできない海の不思議な表情や
私には聞こえないヴェネチアの物語をたくさん見聞きしていて
仲間とクスクスわらったり
サン・ジョルジョや周りの者たちとうっとりしていたり
時には葉をブルブル震わすほどの発見や感動をしていたりしていると、
この若い木たちを見るたび、
私は勝手に思っています。
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ヴェネチアからサン・ジョルジョ島(左)と
ジュデッカ島(右)の境目あたり見たところの若い木たち。
島が繋がってるみたいだけど、ちゃんと離れています。
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サン・ジョルジョ教会の鐘楼から細長いジュデッカ島を見たところ。
私の背が足りなくて、島が離れているところを撮影しきれていませんが、
ちゃんと離れています。
ヴェネチアには10年ちょっと前に行ったことがあります。ツアーで行ってきました。ゴールデンウィークの時でした。気持ちよく晴れた日で、サンマルコ広場やリアルト橋など歩いてきました。
カテゴリーの中で佐賀県というのがありました。私は佐賀県唐津市の出身です。呼子の絵を見ました。ナベヅルが空を飛んでいるのを見た、と書いてありました。たぶん、鹿児島の出水に集まってくるのでその旅の途中でしょう。
山口県周南市にもナベヅルがやってきます。12月29日に行ってきました。3月の終わりに北に旅立ったとニュースで見ました。
はじめまして
コメントをありがとうございます。
ヴェネチアは何度でも行ってしまうぐらい
私にとって大好きな場所です。
水上バスで廻ると楽しいですよ♪
佐賀県唐津市はいいところでした。
海沿いの風景はここち良い風をいつも感じるし
日本に到着したてのナベズルには出会うし
楽しい思い出があって好きです。
今度行ったら呼子のイカを食べたいです。
イタリアのオペラ作曲家 ヴェルディはレクイエムも作曲しています。イタリアの作家、マンゾーニの一周忌に初演されました。マンゾーニが書いた本"婚約者"にヨーロッパでペストが大流行した時のことが書かれています。そのことをミラノの高校の校長が言っているのをニュースウィーク日本版で紹介しています。
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2020/03/post-73.php
クラッシックがお好きでお詳しいのですね。
でも私はあまりに無知なもので聞いて感動して終わるぐらいです。
音楽に込められた人のエネルギーは
本当に素晴らしいです。