ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

ベネチアのネコ

2011-06-25 17:45:01 | 写真

何気なく
見上げた窓に
ネコが覗いていてくれたら嬉しいです。
人だとちょっと見ちゃいけない感じですけど
ネコさんだと見放題
手を振ったり
声をかけたりして
気を引くことに懸命になりますね。

ご主人さまを待っているのでしょうか?
野良猫の野良美ちゃんを待ち望んでいるのでしょうか?
ただの気分転換でしょうか?

真相はわかりませんが、
見ている私はとてもハッピー♪
これが絵を描いているときだったとしたら・・・・


たとえばランチに突然のデザートサービスで付いてきて、
そのデザートの意外なまでの美味しさに、
けっこう美味かったはずのランチのメイン料理を
なんだったか忘れてしまったような・・・・

お得さです。




リアルト橋から少し歩いた人気の無い静かな場所に
運河にニョキッとせり出した木が目にうつりました。
写真では分かりませんが
スカスカの枝先には春の新芽が芽吹いて、
今年もふさふさの緑を皆に見せてくれるようです。





Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 水彩スケッチ (380×280㎜)イタリア・ベネチア
その木が妙に気に入ってしまったので、
思わず水彩スケッチ。

細い運河で日の当たる時間は限られていますので、
日を好む植物にとってはいい環境とはいえませんが、
なんだか自分の場所を精一杯生きている姿が
愛らしく美しく心にうつりました。

はっきりと家の主さんに生かされています。
枝打ちしたところからまた新しい枝を生やし
少しでも光の当たる空間をもとめ伸び
この先、家の主さんが変わってどうなることか分かりませんけど
先のことで悩んだりもせず
生まれた場所の運命をあるがままに
今日を精一杯生きて
いてくれています。



実は守られて
実は生かされて
実は誰かの役に立ち
そして
この家の主さんのまた別の姿であるかのように
私の心にうつりました。



あっ
ネコが!



つづく


にほんブログ村 美術ブログへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベネチア大好き!

2011-06-19 00:30:12 | 写真
久々のベネチアは
昔と変わらない不思議な青い色の運河と
車のない船の生活と
味のある古い家並と
美味しい食材と美味しいワインと
好きなものが今でもぎっしり健在でした。

やっぱり
ベネチア大好きです。
不思議であり
奇跡であり
魅力的ですね。

が、
ちょっぴり
ほんのちょっと
ちょこっとだけ

ここに居たころの私の姿と
帰国してしまった色んな友達やら

もうここには存在しない
そんなドラマや思い出が

懐かしくもあり
悲しくもあり

胸を締めつけてきて
自分の未熟さを思い知らされます。




休日にペアーさんが船でのドライブに誘ってくれたので、
お言葉にあまえて乗せていただきました。

普段は荷物を運ぶ船とかで騒がしい運河も
休日はとても静か!


ドライブついでにベネチアのすぐ隣の
ラ・チェルトーザとレ・ヴィニョーレ島に上陸。
観光客のいない静かで緑いっぱいのジャングルの中には、
要塞跡も残っていたりして少し探検気分になれる島です。





あっ
ウサギさんを発見。

ぴょんぴょん逃げていきましたが、
低木の中に隠れたので、出口をふさいで覗き込んでパチリ。
ウサギさんのぴょんぴょん逃げる後姿がなんとも可愛らしいこと・・・・





あぁぁっ
ヤギさん達を発見。

ペアーさんは野生だと言っていたので、
家畜の野生化でしょうか?人になれています。

皆さんに食べられないのかな~



人工的な世界のベネチアには土や緑がほとんど無いので、
ここはきっとベネチア人の心のオアシスなんでしょうね~

ペアーさん
ありがとうさん♪



つづく


にほんブログ村 美術ブログへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9年ぶりのベネチア

2011-06-16 10:05:29 | 写真
スロヴェニアのイベントが終わり
仲良くなったアーチスト達と名残惜しく別れ、
メダナから近いこともあって、帰りにベネチアへ寄りました。
日程は9日間で、内容は友人に会うことと、ベネチアのスケッチ。

9年ぶりのベネチアです。


佐部利さんもベネチアで1泊して、ベネチア空港からの帰国だったので、
mmmArtさんに一緒にベネチアまで車で送ってもらって、
道中楽しく二人の絵描き話に花が咲きました。

事前に連絡していたベネチアの友人のペアーさんが船で迎えに来てくれて、
9年ぶりの再会はとても嬉しかったです。
お互いの9年分のドラマがしっかり年輪となって、笑顔の中に溶けているようで、
いいお味に?・・・・なっていました。



私と佐部利さんと荷物を載せて、ホテルまで大運河をドライブ。
途中、リアルト付近で船をとめてバールによって立ち飲み♪
うらやましいライフスタイルですね~

そして宿に荷物を置いて、またバールにて
ペアーさんの奥さんのアツコさんと再会。
友人との久々の再会は、ほんと嬉しいです。

スロヴェニアでの連日の飲みすぎで、アツコさんには酒臭いと言われながらも、
また美味しく飲めるもので、イタリアのお酒の懐かしいこと・・・・
その夜は、私とアツコさんと佐部利さんの3人で、
レストランで美味しい料理と美味しいワインを頂きました。


懐かしく
今でもあたたかく迎えてくれる
友人とベネチアとの再会

大好きでも
会えなくなってしまうこともあるもので、
今回
友人とベネチアに会えましたことは、
心より感謝しております。



つづく


にほんブログ村 美術ブログへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スロヴェニアmmmArt 11

2011-06-08 18:16:58 | 写真
mmmArtに参加された日本人の
宮塚春美さんと佐部利 典彦さんの作品のご紹介です。


まずは宮塚春美さんから
今回初めてお会いしたのですが、あたりが優しく制作中以外はいつでも笑顔で、
アーチスト皆に親しまれるとてもキュートな方です。
作品はコラージュ
出発前に起こった大震災の津波などの新聞を使い、
今の心の心境をストレートに表現されていました。



Copyright2011 Harumi Miyatuka.All Rights Reserved.
宮塚春美さんの作品 120×120㎝ コラージュ




Copyright2011 Harumi Miyatuka.All Rights Reserved.
宮塚春美さんの作品 50×50㎝ コラージュ




佐部利 典彦さんは、以前、私も参加したすどう美術館主催の神戸のグループ展で、
すどう美術館賞を受賞されております実力派。
作品はアクリル
メダナでの素敵な開放感や
今、ここで制作できる喜びを、素直に表現されていました。




Copyright2011 Norihiko Saburi.All Rights Reserved.
佐部利 典彦さんと作品 120×120㎝ アクリル(写真提供、佐部利さん)




Copyright2011 Norihiko Saburi.All Rights Reserved.
佐部利 典彦さんの作品 50×50㎝ アクリル(写真提供、佐部利さん)





Copyright2011 Norihiko Saburi.All Rights Reserved.
佐部利 典彦さんのオークション作品 サムホールぐらい アクリル(写真提供、佐部利さん)






おまけ写真
KLINECワイナリィでの夜のどんちゃん騒ぎに連れてこられた子ヤギさん
後ろ足をしっかり握られ抱っこされて、皆に可愛がられています。





色んな国のアーチスト達と
おとぎ話のように素晴らしい景色のメダナで、
mmmArtのあたたかい世界に囲まれ
朝、昼、夜、深夜問わず、
美味しいワインを飲まずして絵を描くのは罪であるかのごとく
無理やりにでも飲まさせていただけて
恐ろしいぐらいのおもてなしにぐらぐらしながらも
楽しく制作させていただきましたことは、
なんとも幸せでございました。

時間が無いがゆえに
集中もできましたし
また
いろんなことを教わったような気がいたします。

この機会をくださったすどう美術館さん、mmmArtさん
本当にありがとうございました。




ベネチアに


つづく






にほんブログ村 美術ブログへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スロヴェニアmmmArt 10

2011-06-06 20:53:17 | 写真

ついに制作最終日の朝がやってきました。

あっ
古くて可愛らしいトラクター!
メダナの道ではよくゴーゴー言って走ってますから
ブドウ畑の花形マシーンなのでしょうね。


制作は昼ごはんまでで、出来ていない人もいましたが、
あわただしく皆でアトリエを片付け、
額縁屋さんが額装をしてくれました。
近くにあるメダナの教会の素敵な地下室がギャラリィになっていて、
そこに大きな絵を運び展示。
中サイズはKLINECワイナリィのアトリエに展示。
小サイズは同じくKLINECワイナリィのアトリエでオークションいたしました。


昼食が終わってアトリエにもどってみると、
椅子がたくさん並べてあり、プロジェクターも据えてあって
すっかり綺麗なオークション会場に変身していてびっくりです。
KLINECワイナリィの庭もパーティ会場に変身。
なんだかドキドキします。




案内状です。


夕方になると沢山の人々がKLINECワイナリィに訪れ、
ワイングラスを片手に色んな美味しい料理をいただきました。
地元のテレビ局も来ていてmmmArtのエツコさんがインタビューにこたえていました。


7時になり、ぞろぞろと教会のギャラリィに移動



あぁぁ
入れないぐらいの満員御礼です。
嬉しいですね~

で、
左のおじさんが首からぶら下げているのがグラスバック!
KLINECで10ユーロを支払うと,
グラスとこのバックをもらえて、ワイン飲み放題♪
両手が自由になり立食パーティに威力を発揮しておりました。

一通り見れる時間が過ぎたころ、ギャラリィ内で主催者からの挨拶があり、
次はKLINECでの作品オークションに舞台が移ります。



人が引いたあとの会場正面



会場入り口側



Copyright2008-2011 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 
山中清隆の作品 「ピランの町」 120×120㎝ アクリル



山中清隆の作品 「教会の道」 50×50㎝ アクリル
これは未完成ですね~
すみません
間に合いませんでした。
ピントまでぼけてるし~



山中清隆オークション作品 「岬の教会」 サムホールぐらい アクリル

あぁぁ
右上の岬の教会が、額の縁の中に入ってしまってる!

オークション作品は今回の作家以外のもあり、40枚ほど。
初めてのオークション経験で、ほんと緊張いたしました。
私の作品の落札価格は2番目に高い値段だったので、とても嬉しかったです。
ちなみに1番はクレメンさんの作品でした。



オークションが終わると皆さん庭に出て、賑やかなパーティーが深夜まで続きます。
アコーディオン演奏者の方がとても熱く、歌と演奏を披露してくれて、
いつのまにか仲良くなったアーチスト皆一緒に踊りもしました。

いいものですね~
言語や人種の壁を越えて
音楽はこころを一つにしてくれます。



と、
そこに
お子ちゃま用トラクターを発見!
凄いぞ
2台ともトラクターだっ

後ろには荷台を引っ張れるジョイントまであるではないか!
リアルすぎる・・・・

いったい何を?
子供のころから
運んでいるのだろう

夢はメダナでワイン作り・・・・




つづく




にほんブログ村 美術ブログへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SAGAN2011・ 6月7日(火)~6月12日(日) グループ展のお知らせ

2011-06-01 14:05:22 | お知らせ

SAGAN2011
6月7日(火)~6月12日(日)グループ展のお知らせです。

嵯峨美術短期大学洋画科先生方と卒業生のグループ展に参加させていただくことになりました。
懐かしい先生方や卒業生の方々との初グループ展
どんな作家が活動されておられるのか、とても楽しみです。

山中清隆の在廊日は10日~12日を予定しております。
今回の作品はベネチアのアクリル画です。

お時間がございましたら、是非ご高覧下さいますよう、お願い申し上げます。


■会場と会期
アートスペース東山
2011.6/7(火)~6/12(日)
11:00~18:00
最終日17:00

■場所
〒605-0033
京都市東山区三条通神宮道東入
TEL.FAX 075-751-1830
地下鉄東山駅下車①出口東へ徒歩4分
市バス 神宮道下車すぐ

■地図




にほんブログ村 美術ブログへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする