Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「とっても暑い日」 透明水彩画 太子(378×288) 2009年作 小浜島
民家の裏庭のほったらかされた日のあまり当たらない所で、花が咲いていました。
とってもか弱そうな花で、名前は知りません。
赤、オレンジ、ピンク、赤紫。
繊細な表情と透けるよう花びらが気に入ったので、
何気なくスケッチ。
誰も気づきそうにない、そのか弱い美しさ
家の裏庭の苔の生えている日陰でひっそり、いろんな色で、あちこち向いて、
風よけのブロックベイに守られて、しっかり咲いています。
花は私の心の中まで入ってきたので、花のための風景を用意して植えてあげました。
絵の中で咲いた可愛らしい花。
暑い!暑すぎますって、怒っているかもしれません。
風が強い!強すぎますって、踏ん張っているかもしれません。
人目が気になる!気になりすぎますって、嘆いているかもしれません。
が、気にしな~い♪
で、この絵は私が最後に小浜島で描いた絵です。
まだ生々しく塗っていない所があります。
描き終える前に台風が来てしまい、3日間部屋に缶詰。
何にも出来ない恐怖の風。
夜も昼も寝れませんでした。
トイレに行くことさえヤバかった!
風が収まって外に出てみると、一面焼け野原のように植物が枯れ、飛ばされ、まっ茶色。
あまりのショックで言葉も無く
5ヶ月間、私を支えてくれたやさしく綺麗だった草達。
心の栄養元を失い、堪え耐えてきた気持ちがここで崩れ去ります。
また負けた。
大阪に引き上げて、とりあえず野菜いっぱい食べて次のことを考えたい。
島なので、野菜が高くてあまり食べれず、食事のストレスが限界だったこともあり、
台風が無事に去った日に帰ることを決めました。
帰るのは、お店の都合があるのでシーズンオフのころにしました。
この日から小浜の絵はまったく描きません。
完成間じかのこの絵の続きさえもせず、2ヶ月間海で毎日泳ぎました。
貝探しにはまりました。
でも心は悲しかったです。
海で泳ぐことでしかここに居る意味を見出せない、辛い2ヶ月間。
帰るころには草達もまた再生して、草の島になっていましたが、
もう以前のように、心の中まで入ってきません。
寂しげにゆれる草達。
スタミナのない私。
小浜島で木っ端微塵になり
また振り出しにもどってしまった私は、フラフラと亡霊のように大阪に帰ります。
帰るところがあるってほんと有り難い。
7ヶ月間小浜の木を見つめていたので、
大阪の木を見たときに驚きました。
風にいじめられる事がない姿なんだ~
7ヶ月間小浜の限られた数少ない家を見つめていたので、
たくさんの街を見て驚きました。
たくさんの車を見て驚きました。
たくさんの人を見て驚きました。
描けるもの いっぱい あるやん♪
・・・・・・?
「あっ 扉が 開いてる!!!」
「心の扉が開いちゃてる やん♪」
「どうでもええけど はよぉ ヤギを繋いで!」
「くっ 食われる! やん♪」
(※花より)
民家の裏庭のほったらかされた日のあまり当たらない所で、花が咲いていました。
とってもか弱そうな花で、名前は知りません。
赤、オレンジ、ピンク、赤紫。
繊細な表情と透けるよう花びらが気に入ったので、
何気なくスケッチ。
誰も気づきそうにない、そのか弱い美しさ
家の裏庭の苔の生えている日陰でひっそり、いろんな色で、あちこち向いて、
風よけのブロックベイに守られて、しっかり咲いています。
花は私の心の中まで入ってきたので、花のための風景を用意して植えてあげました。
絵の中で咲いた可愛らしい花。
暑い!暑すぎますって、怒っているかもしれません。
風が強い!強すぎますって、踏ん張っているかもしれません。
人目が気になる!気になりすぎますって、嘆いているかもしれません。
が、気にしな~い♪
で、この絵は私が最後に小浜島で描いた絵です。
まだ生々しく塗っていない所があります。
描き終える前に台風が来てしまい、3日間部屋に缶詰。
何にも出来ない恐怖の風。
夜も昼も寝れませんでした。
トイレに行くことさえヤバかった!
風が収まって外に出てみると、一面焼け野原のように植物が枯れ、飛ばされ、まっ茶色。
あまりのショックで言葉も無く
5ヶ月間、私を支えてくれたやさしく綺麗だった草達。
心の栄養元を失い、堪え耐えてきた気持ちがここで崩れ去ります。
また負けた。
大阪に引き上げて、とりあえず野菜いっぱい食べて次のことを考えたい。
島なので、野菜が高くてあまり食べれず、食事のストレスが限界だったこともあり、
台風が無事に去った日に帰ることを決めました。
帰るのは、お店の都合があるのでシーズンオフのころにしました。
この日から小浜の絵はまったく描きません。
完成間じかのこの絵の続きさえもせず、2ヶ月間海で毎日泳ぎました。
貝探しにはまりました。
でも心は悲しかったです。
海で泳ぐことでしかここに居る意味を見出せない、辛い2ヶ月間。
帰るころには草達もまた再生して、草の島になっていましたが、
もう以前のように、心の中まで入ってきません。
寂しげにゆれる草達。
スタミナのない私。
小浜島で木っ端微塵になり
また振り出しにもどってしまった私は、フラフラと亡霊のように大阪に帰ります。
帰るところがあるってほんと有り難い。
7ヶ月間小浜の木を見つめていたので、
大阪の木を見たときに驚きました。
風にいじめられる事がない姿なんだ~
7ヶ月間小浜の限られた数少ない家を見つめていたので、
たくさんの街を見て驚きました。
たくさんの車を見て驚きました。
たくさんの人を見て驚きました。
描けるもの いっぱい あるやん♪
・・・・・・?
「あっ 扉が 開いてる!!!」
「心の扉が開いちゃてる やん♪」
「どうでもええけど はよぉ ヤギを繋いで!」
「くっ 食われる! やん♪」
(※花より)
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