ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

スロヴェニアmmmArt 3

2011-05-10 23:41:01 | 写真

ピランの町中は曲がりくねった細い路地が迷路みたいに走っているのですが、
すぐ海に出たり丘の縁にぶつかるので迷子にはなりません。
でも丘の縁側は坂と階段が多いものですから、丸い果物など落とすと下までころがっていくので、
注意が必要です。 コロコロ

この写真の坂道を反対に登って行くと、丘の上の教会に出ます。
町を見わたせるこの丘は、冬の名残の冷たい風が穏やかに流れていて、
生えてまもない草達が気持ち良さそうにそよいでいました。

小浜島を思い出すな~

春の知らせの花でしょうか?
崖側の緑一面には、背の少し高い真っ白な可愛らしい花が沢山咲いていて、
湖面に映った光のようにゆらゆらと優しく風にゆれて輝いていました。

ほれぼれ眺めていると、
騒がしかった頭の中が不思議と静かになって
そっと何かを教えてくれているような
そんな気がしてきます。

絵にしたい。

「眺めて幸せ」を、眺めっぱなしで描けるなんて素敵すぎる!


でも
出会ったばかりでどうしたものかと・・・・まだピンときません。

今日はもう疲れているしぃ
描ききれる時間も無いしぃ
おしっこもしたいしぃ
明日にしよっと。



翌日

イメージがなんとなく見えてきたので、午前中に丘の教会へ



が、ないぃぃぃぃぃ!

白い花も若々しい草達も
綺麗さっぱり刈られていますです。


トホホ・・・・


小浜島でもあったよなぁ
学習しろよなぁ
わかっちゃいるけど・・・・・なぁ

わかっちゃいないんだよなぁ


チャンスは一度♪



あっ
木の根元に少しだけ白い花が刈られずに残っていました。
込み合っているからでしょうか、少し背が低いですし、あまりゆらゆらしません。
野良にゃんこと一緒にパチリ



丘の上の教会の合成写真です。
風がほんと気持ちいいですよ~



この気持ちいい教会風景をmmmArt用に真四角スケッチ








つづく



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スロヴェニアmmmArt 2

2011-05-09 00:15:34 | 写真

ガイドブックによりますと、ピランの人口は4800人。
観光地なのでホテルは沢山あるのですが、
ツーリストインフォメーションで尋ねてみますと、
シーズン前だったので、ホテルは4軒しか営業していませんでした。
岬近くの感じのいいホテルに決めて、さっそくお散歩。



かっ 可愛い船が走っています。 乗ってみた~い



おっ こんな浅瀬に定置網。



あっ その定置網に漁師さんが・・・・
網から出れなくなった魚を! 

が、大漁ではなかった。

ちょっと海賊ごっこみたいですが、漁船の目印は黒の旗みたいです(ゴミ袋みたいな)。


港や岸壁からルアーで釣りを楽しんでいる地元の人がちらほらいまして、
何が釣れるのかと眺めてましたらイカちゃん(尖がり系)です。
釣れたての美味しそうなイカちゃんを写真に撮ろうかと思いましたが、
なぜか可愛そうな気持ちになり撮りませんでした。

沖縄であんなに魚を釣って喜んでいたのに・・・・イカは別なのか!




丘の城壁からピランを見るとこんな感じで、
教会と塔がいいシンボルになっております。

ちなみに写真の左側の水平線を遠く真っ直ぐ100キロほど行きますと、ベネチアです。



で、この風景をmmmArt用に真四角スケッチ♪


正方形だもんな・・・・





つづく


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スロヴェニアmmmART 1

2011-05-06 23:50:41 | 写真
東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また被災地の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。


今、私のすべきことは、しっかりと自分の仕事を行うことだと思っています。

少しでも、間接的でも、いつか、どこかで、きっと、

支える力となりますように

頑張っていきます。



震災の少し前の2月ごろに、小田原のすどう美術館(2003年に個展)
から4月にスロヴェニアでの絵のイベントのお誘いがありまして、
関東に引っ越す予定を少し伸ばすことにして応募。
そして主催者側から正式な招待を頂き、スロヴェニア行きが決まりました。

この絵のイベントはスロヴェニアのメダナという場所で、
3軒のワイナリーがスポンサーになって1997年から続けてやっているそうです。

名前は

mmmART

http://www.medana-art.com/

イベントは4月3日から9日の日程で、その内の5日間の間に
120×120cm と50×50cmとSMホールぐらいの小さな作品の3点を、
制作して寄贈することが決められています。
制作日程が5日間しかないのとキャンバスに描くため、
乾くのが早いアクリル絵の具を使うことにいたしました。(お初)

真四角の絵は描いたことが無くこれも・・・・(お初♪)

風景画家の私としましては、スロヴェニアの町を取材して、
イベントの作品制作の題材にしようと思いましたので、
出国は少し早めの3月24日。

スロヴェニアはイタリアの上右隣の国で、
ガイドブックによると四国ぐらいの大きさ
言語はスロヴェニア語
人口は約205万人(2010年)だそうです。


丘の上はリュブリャーナ城


関空出発の飛行機はイスタンブールで乗り換えて、
スロヴェニアの首都リュブリャーナに到着。

昼過ぎに着いたのでホテルを探して決め、半日観光。

久々のヨーロッパはやっぱり嬉しいです。
煙突やら窓やら屋根やら壁やらが可愛らしくて・・・・


ガイドブックで覚えたスロヴェニア語の「ありがとう」を
スーパーのレジで使ってみましたがまったく通じません。

次にお土産屋さんでも使いましたが通じないので、
店員さんに「ありがとう」を教えてくれとたのみましたら
これが以外に難しい・・・・
店の中で何度も練習を指示され、やっとこさで合格!
無事に開放されたときにはもうヘトヘトでした。

ちなみに「Hvala」なんですが、
日本語読みで書くと「フヴァーラ」で、
力の抜けた「フ」が「ヴァ」と素早く引っ付いて鼻に抜ける感じで・・・・

やっぱり難しい!


翌日の早朝バスで港町ピランに移動、3時間ほどバスに揺られて10時前に到着。

ピランは日本にいるときから絵の制作に決めていた小さな港町です。




かっ かわいらしい♪


つづく




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小浜島の思い出写真。

2010-03-12 01:04:34 | 写真
ちょっと中休み。
本日は小浜島の思い出写真特集で~す。

フフフ



浜に打ち上げられた飛行機かロケットの残骸?
この後、小浜で一人しかいないお巡りさんに発見され、一週間後には無くなっていました。
右に写っている人から分かると思いますが、かなりデカイ残骸で、どうやって運んだのか不思議です。
※右の方は、私が昨年小浜島で大変お世話になりました、料理屋さん「さとうきび」の大将、斉藤さんの後姿です。




釣れたてのグルクン。
写真のグル君は釣れたてなので青っぽいですが、興奮したり死んでしまうと赤くなります。




海の中のもずく。
小浜島の綺麗な海の水中写真を撮ってブログでお見せしようと、水中カメラを持っていきました。
カメラの説明書には水深3メーター以内、入水1時間以内と注意書きがありましたが、
無視して水深4メーター、入水5時間にいたしましたところ、
きっちりバーテリーとメモリーケースに海水が入ってしまい、
結局この雨上がりの天気の悪い海の濁った暗い日のテスト撮影の1回のみです。
ごめんなチャイ♪




浅瀬の岩礁のくぼみにひっくり返って潜んでいる
触ってはいけないミノカサゴさん。
近づくとあえて出てきます♪




クマノミに怒られている瞬間です。
「コラ!なに覗いてんだ!」



大潮で浅くなったリーフの上で見つけたニセゴマダラウツボ。
真ん中あたりで珊瑚のかけらにに隠れてるニョロっとした白いやつです。分かるかな~
※この2分後、噛まれます。(私が)




大将が釣り上げたナンヨウカイワリ(ガーラ)です。
餌のグル君は私が釣りました。
美味しいよ♪




オカヤドカリです。
前にもお話したかもしれませんが、
閉じこもってなかなか出てこないオカヤドカリを手に乗せてみたら、
ここぞとばかりに手のひらをはさまれました。
痛いので宿の貝を引っ張りましたが、離してくれません。
力を入れて!

グググゥ  ググググゥ~

「スポッン♪」

ひえ~ 宿だけ抜けた~
オカヤドナシカリは慌ててツメを離し、一目散に草むらの中へと走っていきます。
「宿!宿! 宿どうすんだよー」っと私も宿を持って、しかたなく追いかけました。
ちょっと間抜けでかわいらしいです。




フルーツバット(オオコウモリ)を下から撮影。
サイズはカラスぐらいあります。
夕方になるとわんさか飛んできますが、けっして血を吸いません。




小浜の北西の海。
手前右下の海の中に人工的な線が見えるでしょうか。
海垣です。大潮で潮が引くと魚達がこの石垣にあたり出れなくなって、ホイホイ獲れる仕掛けですが、
今は魚が減ってしまって取れません。昔は小浜島にグルリとある海垣で沢山獲れたそうです。
遠くに見える白波はリーフで、浜から1.8キロぐらいです。
リーフの外側には綺麗な珊瑚礁が広がっていて、とっても綺麗ですよ。
が、たまのたま~にサメもいます♪




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ネパール・チトワン国立公園ジャングルツアー番外編② 【山中清隆展 開催中】

2008-07-26 09:23:52 | 写真
「ネパール・チトワン国立公園内で、サイと鉢合わせ(中央)」   2007年
ネパール・ロイヤルチトワン国立公園


【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。


ジャングルの手前にグランドがありまして、ここで少し前に子供達がサッカーをしていたら、ジャングルからサイが突然突進してきて、大パニックになったそうです。
サイの角は中国の漢方薬として(精力増強)、密猟されていているらしく、銃で殺して角だけ持っていくそうです。殺されたサイが見つかれば、肉として村のマーケットに出るそうです。絶滅しそうなので胸が痛いお話でした。(トラの場合は骨で、同じく中国の精力増強漢方薬として密猟されています。)

ガイドさんの胃腸の調子がこの辺から良くなりまして、ご機嫌にジャングルガイドしてくれました。
ジャングルには村人が山菜?取りをしていまして、ガイドさんも昔よくしたそうです。見れた動物はフクロウ、森ザル?森リス?などでした。

村はずれの民宿みたいなところで食事を取りまして、ジャングルハニーを直買いして、さらに奥地へ行きますと、電気の通っていない村に着きました。
何人かのちびっ子達は裸だったので、びっくりしました・・・。
まさにジャングル村でして、家の中も案内してもらいましたが、貧しく質素に素朴に生活されておられました。たいがい二階に養蜂されていたので、私がさっき買ったハニーもこんな感じで生産出荷された物かもしれません。
ちびっ子達は、私達が珍しいのかしてニコニコ付いて来ましたが、インドのちびっ子みたいな激しさはありませんでした。

電気無し村を見学してからいよいよ帰り道です。道沿いに菜の花畑やピンク色の蕎麦畑が、なんとも懐かしいような風景みたいに広がっていました。
ご機嫌のガイドさんは、ご機嫌ついでに帰り道にある自分の家と家族紹介をしてくれました。
が、奥さんだけが畑仕事に出ていて、あいにく不在だったので、超ご機嫌なガイドさんは、少し離れた畑に案内してくれて、野良仕事中だった奥さんを、大きな声で呼んで私たちに紹介してくれました。

きっと嬉しかったんだな~ ガイドさん!

行きはよいよい帰りはケツ痛いでして、足も疲れてパンパンでしたが、素朴でいいツアーでした。


蕎麦畑のピンク色は綺麗かったな~♪



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ネパール・チトワン国立公園ジャングルツアー番外編 【山中清隆展 開催中】

2008-07-25 10:01:13 | 写真
「ネパール・チトワン国立公園内のヌマワニ(中央)」   2007年
ネパール・ロイヤルチトワン国立公園


【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。


ジャングルツアーが終わってからHideさんと私は、マウンテンバイクで巡る電気のない村とその周辺のジャングル1日ツアーに参加いたしました。
ガイドさんは親切丁寧なとても胃腸の弱い方でした。

朝6時集合で、ジャングルハニー付き朝食を取ってからの出発です。
川沿いの快適な道をしばらく行きますと、ガイドさんが「トイレ休憩」、といって茂みの中に消えました。
川沿いにどんどん行きますと、村側から川を渡ってジャングルに食事しに行く、牛や水牛の隊列が見えまして、秋野ふくさんの絵を思い出す心和む風景です。
ここですかさず「トイレ休憩」で、またガイドさんは茂みの中に消えていきました。

また川沿いに進んでいきますと、日本で言うアシやヨシみたいな植物を収穫して、トラクターの荷車に満載で運んでおりまして(家の壁などに使うそうです。)、すれ違う時はどて道が狭いので避けます。避けたついでにすかさず「トイレ休憩」。ガイドさんは茂みの中に消えていきます。


初めに着いた小さな村には、電気は通っておりましたが、素朴なお家が道の両側に並んでいまして、まるで江戸時代にタイムスリップしたみたいです。
子供達やニワトリやカモや七面鳥?やヤギなんかが、はしゃいで手を振ってくれます。

次に着いた小さな村でマウンテンバイクを置いてジャングルウオークです。
ジャングルの手前で「トイレ休憩」。またまたガイドさんは茂みのなかに消えてゆきました・・・・。


つづく

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ネパール・チトワン国立公園ジャングルツアーのつづき④ 【山中清隆展 開催中】

2008-07-24 09:48:58 | 写真
「ネパール・チトワン国立公園内のサイを、ゾウの上から臨む」   2007年
ネパール・ロイヤルチトワン国立公園


【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。

ジャングルツアー2日目は、いよいよゾウに乗ってサイを見にいきました。
ゾウ使いが、首の後ろにまたがり背中に小さな籠が乗っています。籠は四角で四隅にの柱を股に挟んで足を中ブラリンにして、4人が背中合わせで乗ります。
ゾウに乗るときは専用搭乗階段がありまして、野生の飛行機に乗る感じです。

ウダイプルでも観光町中散歩ゾウに乗ったのですが、その時は搭乗階段がございませんので、ぞうが膝を曲げてしゃがんでくれて(大変みたいです。)、ゾウのお尻からゾウ使いの手を借りて、やわらかい崖を登るみたいにして乗りました。下りる時は、同じくしゃがんでもらって、耳の横からです。
ゾウ使いはかっこよくゾウの鼻に乗っかって、宝塚のスターみたいにスーっと持ち上げられて頭の上を歩いて首にまたがってました。

4人が背中合わせで運ばれるのは、見ているところが違うので会話がバラバラになります。
私達が選んだコースは国立公園外(割安)のジャングルで、ここでもサイは見れるというので、こちらを選びました。
村からすぐのジャングルに入り、ゾウさんは木を避けていくのですが、私達にはちょうど枝と葉っぱがあたる位置なので、車の洗車機に入ったように次から次へと木にもてあそばれます。
しばらく行きますとゾウ使いが控えめな声で指して、

「シカ シカ」

茶色の大きなシカがいてまして、4人が背中合わせなものですから後ろ側になる方は、無理やり振り向かないと見れません。

しばらくこんな感じでゾウに揺られながら楽しく進んで行きますと、静かなジャングルの世界にトラクター並みの大きな音がしました。

「バァ シュシュシュシュゥゥゥ・・・。」

なに?なんでしょうか今の音は? 恐竜?

ゾウ使いは活気付いて、どんどんその音の方めがけてゾウを進めていきます。
オオオオーいました!ジャングルの中に大きな野生のサイがシダ植物をむしゃむしゃ食べながらラッパみたいな耳で、こっちの様子を伺っています。
驚くほどサイに近づくのですが、ゾウに向かってくる気配はありませんでした。
野生のニワトリのカップルもサイにピッタリ行動を合わしていまして、サイが安全地帯なのかもしれません。

この後、親子サイにも会えてとてもラッキーでした。


またゾウさんにユラユラ揺られて、4人背中合わせのチグハグ会話してみて~





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ネパールのロイヤルチトワン国立公園最高です。 【山中清隆展 7月21日からです。】

2008-07-20 23:58:45 | 写真
「ネパール・チトワン国立公園のサイ」撮影/提供HIDEさん   2007年
ネパール・チトワン国立公園


【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。


ネパールへの入国時にインドのジョードプルで、仲良くなった日本人のHIDEさんと、カトマンズの空港で合流いたしまして、再会。
バクタプルのアパートの段取りをしてから一緒にチトワン国立公園へ向かいました。
目的は、ゾウに乗ってジャングルに入り、サイを見に行くことです。

チトワン国立公園には、トラ、サイ、クマ、シカ、イノシシ、サル、ワニ、野生のニワトリなどなど色んな動物が、いてるそうです。

とりあえずホテルのジャングルツアー2日間コースで申し込み、ワクワクで参加いたしました。

初めはカヌーで川を下り、立ち込める霧の中にワニを発見。
気持ちはどんどん高まります。
40分ほどで、ジャングルに上陸。ガイドは前と後ろで2人なんですが、用心用の棒を1本と双眼鏡だけで、銃はありません。

トラより危ないのがサイだそうで、サイに出くわしたらジグザグに逃げるか、木に登れと説明を受けました。安全の保証は、残念ながら自分しだいです。

しばらく小川沿いに行くと、ヌマワニがごろごろいてまして、オオトカゲも見ましたが、インドみたいに慌てて逃げませんでした。

ドキドキしながらまたしばらく行くと、2日前のトラの足跡と、新しいサイの糞を発見です!


私のノミの心臓が、バクバクと音を立て始めました・・・・・。





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インド人の小学生と握手 【山中清隆展 7月21日からです。】

2008-07-18 23:44:16 | 写真
「緑オオム」撮影/提供HIDEさん   2006年
インド・ラジャスターン州マウントアブー


【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。


1回目のインド滞在は、ウダイプルで終了いたしまして、デリーに戻り帰国することにしました。
12月初めごろのデリーに着いてまず驚いたのが、緑オオムが何万羽も群れで飛んでまして、葉っぱを落とした大きな木に群れで止まると、緑でふさふさの木に変わるところです。

せっかくなので、デリー観光をすることにしました。
まず向かったのが、動物園です。デリーの動物園は大きくて、色んな動物がいてまして、特に世界最大級の牛がよかったです。
足が漫画みたいに丸太くて、途中から下が白なので、まるで白長靴を履いてるみたいです。顔はピカソが描く牛みたいに凛々しく、背中は筋肉で盛り上がっていました。この牛に一目惚れです・・・。

インドの他の動物園でもそうだったのですが、クジャクを大きなゲージで飼っていて(中には白クジャクとかもいます。)、ゲージの外にも野生のクジャクがあちこちにいてまして、あえて飼う意味あんのかな~なんて思ったりします。たぶん野生のクジャクは、動物園だと「人間は襲わない」と心得ているものと思われます。

次に向かったのが、国立博物館です。
色々見ごたえのあるものが沢山ありまして、驚いたのがお釈迦様の骨の展示でした。この骨の真偽のことは分かりませんが、お釈迦様の骨をまるでダイヤモンドの展示でもするように飾り立てていたことです。
インドでは(地域にもよると思いますが)、仏教は遺跡なんだな~とこの時思いました。

インダス文明のコーナーで小学生の団体が電車のように2列でぞろぞろやってきまして、不意に先頭の少年と目が合って、「こんにちは(ナマステ)」と言ってしまったら、少年も気持ちよく「こんにちは」と右手を差し出し握手。返事をかえしてくれました。

が、しかしです・・・

次の子も右手を差し出し「こんにちは」握手。
また次の子も右手を差し出し「こんにちは」握手・・。
またまた次の子も右手を差し出し「こんにちは」握手・・・・。

結局この後最後まで、約150人ぐらいの少年と笑顔で挨拶と握手をいたしまして、
とても とても楽しかったです。


フレンドリーだからまた行きたくなるんだよな~  腹立つことも多いけど!



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インド・ウダイプルで、牛の決闘! 【山中清隆展 7月21日からです。】

2008-07-15 23:18:16 | 写真
「白くて背が高くて強い牛を、馬車から望む」撮影/提供HIDEさん   2006年
インド・ラジャスターン州アジメール


【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。


インドの町には、たいがい牛が自由にうろうろしています。
町で見るほとんどの牛さんは、人馴れしたおとなしい牛ですが、たまに怒っている牛もいてまして、そんなヤバイ牛にうかつにすれ違うと「ぶぅぅ~ん」っと角で突かれたりします。

幸い私は、牛心が少し分かるもんですから、突かれたことはありませんが、背が高く、白くて角の立派な牛車によく使われている牛さんが、自由に歩いていたら注意が必要です。
(ハンピの田舎道に多い)ブンブン向かって来ますよ!

そのへんを踏まえて牛さんと付き合っていただければ、インドが楽園に変わること間違いなしです。

そんなある日、ウダイプルで牛の決闘に遭遇いたしました。
場所は湖に面した小学校のグラウンドです。

黒くて若い立派なコブウシと、茶色で大人の立派なコブウシの対決でして、初めはグラウンドで、おでこの突き合い押し合いしてましたが、不意に茶色が押されて湖に転落!
逃すまいと勢いづいた黒色が、湖に飛び込み水中戦に発展。
周りで吠えてた野良犬が、興奮して牛の尻尾めがけて噛み付こうと湖にダイブ!
3匹の動物が激しく湖で繰り広げるドラマに野次馬殺到!大変なことになってまいりました。

泳いでいた茶色が、黒色に捕まり足の付くところで激しく突きあいになり、そこでワンちゃんが負けそうな茶色の尻尾を噛みに行ったその瞬間!黒色のパワーに押されて茶色が犬もろとも転倒!ザッパーン!!(犬かっこわる~)

ワンちゃんは、ここで退散いたしましたが、牛達の戦いは激しく、最後は優勢だった黒色の若造が、茶色の横腹を突き、たまらず悲鳴を上げて、黒色若造が勝ちました。

勝負が付いたところで、みんなが黒色若造に石を投げて追っ払い、すたこら退散いたしまして、茶色は難なく助かりました。

茶色の牛さん痛そうでしたが、みんなが慰めておりました。


優しいね!インド人って。





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インドのゴビ砂漠の夜は、糞ころがしで痛いです。【山中清隆展 7月21日からです。】

2008-07-12 21:36:18 | 写真
「夕暮れの砂漠」撮影/提供HIDEさん   2006年
インド・ラジャスターン州ジャイサルメール郊外



【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。


ジョードプルで仲良くなった日本人のHideさんと一緒に、3週間ほどラジャスターン州をぐるっと旅行をしてきました。
その中のハイライトにジャイサルメールからのラクダサファリがありまして、死ぬほど熱い中、ラクダに乗って砂漠の村を巡る1泊2日のツアーです。(これ以上はケツが痛い!)
ラクダは馬ほど難しくなく、乗り心地は最高です。時折草や木の葉を食べたりします。
綺麗な砂だけの砂漠は少しで、ほとんどがブッシュでした。タカが狩をしてたりハゲワシがいたりと道中は楽しいです。

夜は涼しくなって、誰もいない綺麗な砂漠でキャンプして、砂漠に毛布を敷いて満天の星空を見ながらオネンネです♪

人生最高のロマンです。忘れられません。360度真っ暗な(遠くで4つぐらい光ってましたが)砂漠の真ん中で満天の星空見ながら寝るんですから・・・♪

まるで海の底でした。足跡の無い砂漠が月明かりで青く鈍く光ってまして、他のみんなは疲れて寝てましたが、私は今ここに居ることが嬉しくもったいなくもあり、一人で月の方目指して裸足で歩き出しました。

昼はあんなに熱かったのにこんなに砂が冷たくて気持ちいいなんて!

100メーター程行って振り返ったら、もう皆の姿は青い世界に解けて見えません。

月に向かう時は、砂の波影がはっきり見えて、足元の様子が分かるのですが、月に背を向けると影の無い青い海の底になります。

迷子になるかな~ 野犬に襲われるかな~ なんて少し思いましたが、ここで戻るのももったいないので、どんどん月に向かって行きました。

気持ちいいです。音がありません。砂に沈む自分の足音だけです。360度誰もいません。 あるのは満天の星空と月明かりと、まるで海の底みたいな砂漠だけです。

幸せです こんな体験が出来るなんて・・・。

30分ほど歩くと、さっき飲んだホットビールがまわったのか疲れてきたので、砂漠に仰向けに寝て、天の川観賞しました。

誰もいない 涼しくて気持ちのいい砂漠の真ん中で・・・。

グーグーいつのまにか寝ていました・・・。

が、

イテ! 痛て! イテテテテ~!!!

結構デカイ糞ころがしが、私の手に後ろ向きに当たってぐんぐん押してます。
後ろ足に棘みたいな爪が沢山あってそいつが当たって痛いんです。

「どっ どこだここ?」寝ぼけながら目が覚めた私は、か~なりパニクリました。
しかも寒み~

が、どうにか半べそかきながらも無事キャンプに到着。


あぁぁ~ よかった♪



※知らないところでうかつに寝るのは止めときます。




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インドのリスは地域で鳴き方が違います。 【山中清隆展 7月21日からです。】

2008-07-10 19:36:07 | 写真
            「穴から覗くリス」撮影/提供HIDEさん   2006年
            インド・ラジャスターン州ジョードプル



【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。

インドの町でよく見かける動物は、牛の他にリスなんかもいてます。
リスの動きは素早く、何かに警戒すると騒がしく尻尾を振って「チッチッ」と鳴きます。
リス同士でよく追いかけっこなんかしてまして、自分も参加したくなります。
地域によって泣き声の違いがありまして、ホームステイ先のラジャスターン州では
「チッチッ」ですが、南のカルナータカ州ハンピでは「チっゥチっゥ」と、訛った感じになります。尻尾の柄もラジャスターン州に比べて薄かったです。

秋におばさんが布団を屋上に干していたら、リスが布団の縫い目の隙間から綿を取り出し、せっせっと自分の家に何回も運んでおりました。

リスも冬は寒いんやな~



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山中清隆インド・ネパール水彩画展 は、7月21日から開催です。

2008-07-03 21:18:14 | 写真
    
「城壁の覗き窓で製作中の作者」撮影/提供HIDEさん   2006年
インド・ラジャスターン州ジョードプル


山中清隆展 開催のお知らせです。
2008年7月21日(月)~8月2日(土)
AM11:00~PM7:00(日曜日定休・土曜日PM5:00まで)
※今回の個展は第一部、第二部で、全作品入れ替えいたします。
第一部 「インド・ネパール水彩画展」7月21日(月)~7月26日(土)
第二部 「インドⅡ水彩画展」     7月28日(月)~8月2日(土)

会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
住所:大阪市北区伏見町2-2-3 伏見ビル3F
TEL.06-6231-2035 FAX.06-6231-2034
■個展について詳しくはこちらです。



※もうすぐ個展開催に伴い、今日からインド・ネパール特集にいたしました。
(ベネチア第三弾の続きは、また今度ということで・・・お楽しみに。)

5月の「The Cup展」の時に4点ほど、インド水彩画を先行発表させて頂きました。
■The Cup展のお話はこちらです。
その時にインド入国までの簡単なお話をしましたので、今日からその続きです。

旅行ガイドには「デリー空港を出ると、良からぬ奴らが、てぐすね引いて待っている」と注意書きがあったので、「だリーな~」と思っていたら、都合よく日本人男性が一人居たので、一緒にデリーに向かい、ホテル探しをすることにしました。
一人より二人の方が、なにかと安全です。

空港を出て、市内行きバスに乗ってデリーの中心まで行きました。(コンノートプレイス)
バスに乗ってまず驚いたのが、ドアが閉まりません。
開放感抜群ですが、たぶん危ないです。どんどん進んでいくと、牛が道端を自由に歩いていまして、かなりハイな気分にさせてくれます。
いい国だな~ 大好きな牛がごろごろ自由にしている!

コンノートプレイスで降りて、トゥクトゥク(オートリキシャ)捕まえて、オールドデリー(安宿街)に着いて宿を決めました。それからすぐ荷物置いて町中探索開始です。

あっ あっ つ~ 熱いです。7月は少し涼しくなるとインド料理屋のインド人に聞いていたのですが、これで涼しいのだったら5月の猛暑の時は、如何ほどのものかと怖くなりました。
とりあえずチャイでも飲んでみたら、さらに汗がでました。うま熱~

その後列車のチケットを買いに行ったら、2日後のジャイプル行きチケットが買えたので、日本人とはデリーで別れて、始めの制作目的地ジャイプルに行きました。別名ピンクシティーです。

デリーからジャイプルまで5、6時間位の移動になります。列車の移動は好きな方でして、窓ばかり見てるもんですから、首が痛くて回らなくなるぐらいです。  
 
「痛て イテテテテ・・・。」

首が痛くて回らなくなった頃合に到着。(車内アナウンスは無いのでホームを見ていないとヤバイ)
首を左に向けたまま予約しておいたホテルのお迎えを受け、車に乗ってジャイプルの左側の景色のみ見て、旧市街に入り、しばらくして旧市街を抜けてホテルに無事到着。
このホテルは、デリーで予約したために割高なので、次のホテルを探しに荷物を置いて町へ出ました。
思ってた以上に町がデカくて騒がしく、人、自転車、バイク、車だらけの場所でガックリきましたが、別のホテルも見つかったので、明日から観光することにしました。


右側向いてみて~


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ガタンゴトン

2008-05-19 08:32:17 | 写真

ガタンゴトン



ガタンゴトン ガタンゴトン



ガタンゴトン シュワンシュワン


トンネルです。
今トンネルの中なんです。
色鉛筆水彩画の進行形作品アップ出来ません。

なもんで、明日から特別企画!
トンネルついでの未公開トンネル作品特集。

えっ 見たくないって?

そこを何とか・・・
コメント (10)
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