「別世界の栄光」(終)
人里離れた寂しい所にあるノートン・サナトリウム(今回は総合的な精神
医療施設です)。そこへ車で一人の女性が訪ねて来る。
ベッドの上で自慢げに古い写真を見せる中年女性のサラ。話を聞くのは
ハワード医師。一見どこも悪くなさそうなその女性サラ。だが彼女の話は
どこかおかしい。
車で来た先の女性が面会に来たのはハワードだった。二人が話す間には
仕切りの金網がある。ハワードは自分が医師で忙しいと話すがその女性は
「あなたもここの患者でしょ?」と言うとハワードは金網に掴みかかり
「だからここから早く出してくれ!」と叫び連れ出される。
その女性はノートン医師に会って話を聞く。彼はその女性に
「どう思いますか?」と尋ねると女性は「普通に見えるんですが」と答えると
「でも退院にはまだまだかかる」と話すに留まる。
ノートン医師の部屋に入って来るハワード。「どうやってここまで来た?」
と尋ねると間髪入れずに医師の眼鏡を取り上げて踏みつける。慌てるノートン
医師はかなり視力が悪いようでオロオロする。そしてハワードは速攻で医師の首
を絞める。
ノートン医師の部屋の電話が鳴る。彼の姪のナタリーからである。ナタリーは
近くに立ち寄って来たので今夜一晩泊めて欲しいと言う。その電話を受けるのは
ノートン医師になりすましたハワード。「是非来たまえ」と答える。
喜ぶナタリーは「直ぐに行きます」と答える。
サラの病室で話をする少佐と呼ばれる中年男性と看護士のギブソン。サラは
ノートン医師が何故消えた?と不思議がるが二人は「旅行にでも行ったのでは?」
と曖昧に答える。
病院に着いたナタリー。ハワードが笑顔で出迎える。面識がない為に彼がノートン
医師でないとは気づかない。「こんなに美しくなって」とハワードが答えると
「この間、写真を送ったのを見てないの?」とナタリー。
興味深々で部屋をあちこち見に行くナタリー。そしてサラの部屋に入る。彼女は
ナタリーに食事がまだ届いてないので運んで来て欲しいと頼む。引き受けて部屋を
でるナタリー。
部屋の外に出ると何やら「出してくれ!」と声が聞こえる。その声の聞こえる
部屋のドアを開けると階段がある。その会談を上がって行くと牢屋があって中
に男性アンドルーが閉じ込められていた。彼はいきなりナタリーに向かって
「ここで大変な事が起こっている。他にも閉じ込められている看護士やコック
がいる」と言う。半信半疑で聞いているとギブソンがやって来て「ここに
来ちゃダメよ」と言ってアンドルーを無視してナタリーを連れ出す。
ナタリーはハワードの部屋へ行って事情の説明を求めると「彼は危険なので
閉じ込めた」と答える。何か腑に落ちない彼女はハワードを問い詰めると
「素人はだまれ!」と怒り出す。
その夜、ハワードの部屋に少佐やドナルドという青年もやって来て酒盛りが
始まるがナタリーはそんな気にはなれず部屋を出る。彼らの話がどうも変なの
でハワードに聞くと彼らも患者だと答える。ここは自由診療だからと言うが、
さっきの事とは矛盾を感じる。
ナタリーはサラの部屋に行くと「早く食事を運んで来て!」と言われる。
(まだ運んでなかったんかい!)食事を吊り上げるエレベーターに行き引っ張り
あげると何と食事ではなくノートン医師の死体が乗っていた。これにはナタリー
もビックリで悲鳴を上げる。
ハワードはロバート刑事を呼んで来る。だがそのエレベーターには既に死体は
無くなっていた。「確かにさっきここにあった」と言うが信じてもらえず。
だが納得のいかないナタリーは他の部屋も探し始める。そしてピアノを開ける
と鍵盤の上に横たわるノートン医師が見つかる。また悲鳴を上げるナタリー。
(もうええよ!)直ぐにロバート刑事が駆けつける。今度は認めるが、「この人
がノートン医師ならあの人は誰?」と尋ねるとロバート刑事は「あの人は
ハワード先生」と答える。そこへ当人がやって来る。するとロバートはハワード
に向かって「うまく演じられたでしょ?ハワード先生」と言う。ナタリーが
恐る恐る聞くと何と彼も患者だとぬかす。
さすがに逃げようとするナタリーに「玄関の鍵は私が持っているよ」と答える
外道ぶり。「私をどうするつもり?」と聞くと「さあね。今夜ゆっくりと
考えよう」とほざく始末。このサイコパス野郎を演じるのはRay Milland。
映画「失われた週末」('45)でアカデミー主演男優賞を獲得した名優です。
「ある愛の詩」ではライアン・オニールの父親役でしたね。
ナタリーは少佐に助けを求めるが「彼は奥さんを殺してここへ入院している。
でもいい先生だよ」と答える。(どこがいいねん!)
逃げようにも窓には全て鉄格子があり電話線は切られており、唯一の玄関の鍵
はハワードの手に。そこでアンドルーに聞きに行くと「サラに相談するしかない」
と答える。サラの部屋に行くとドナルドが来ていて何と牢屋の鍵を持っている。
ハワードの部屋に侵入して盗んだらしい。嫌がる彼から無理矢理に鍵を借りて
アンドルーの元へ行く。しかしなかなか鍵は開かない。
そこへハワードがやって来る。ニヤリとしてナタリーの首を絞めるハワード。
絶体絶命のナタリー。しかしそこへ警官たちが入って来て危機一髪のところで
助けられる。何故わかったのか?一緒に来たロバートが答える。「先生が言う
通りリアルに演じたよ。やっぱりリアルというなら本物の警察に通報しないと」
(どこまでリアルに演じとんねん!)チャンチャン。
いやぁ最後は大どんでん返しでしたが、今回も突っ込みどころ満載でしたね。
そもそもノートン医師が襲われた時に誰も助けに来ないという不思議な病院。
他にも色々とありましたがそれは良しとしましょう。
でも現在なら今回のエピソードは放映出来ないでしょうね。さすがCS放送なら
では。でもあの名優レイ・ミランドがこんな変な役を?と思いましたね。
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では、また
人里離れた寂しい所にあるノートン・サナトリウム(今回は総合的な精神
医療施設です)。そこへ車で一人の女性が訪ねて来る。
ベッドの上で自慢げに古い写真を見せる中年女性のサラ。話を聞くのは
ハワード医師。一見どこも悪くなさそうなその女性サラ。だが彼女の話は
どこかおかしい。
車で来た先の女性が面会に来たのはハワードだった。二人が話す間には
仕切りの金網がある。ハワードは自分が医師で忙しいと話すがその女性は
「あなたもここの患者でしょ?」と言うとハワードは金網に掴みかかり
「だからここから早く出してくれ!」と叫び連れ出される。
その女性はノートン医師に会って話を聞く。彼はその女性に
「どう思いますか?」と尋ねると女性は「普通に見えるんですが」と答えると
「でも退院にはまだまだかかる」と話すに留まる。
ノートン医師の部屋に入って来るハワード。「どうやってここまで来た?」
と尋ねると間髪入れずに医師の眼鏡を取り上げて踏みつける。慌てるノートン
医師はかなり視力が悪いようでオロオロする。そしてハワードは速攻で医師の首
を絞める。
ノートン医師の部屋の電話が鳴る。彼の姪のナタリーからである。ナタリーは
近くに立ち寄って来たので今夜一晩泊めて欲しいと言う。その電話を受けるのは
ノートン医師になりすましたハワード。「是非来たまえ」と答える。
喜ぶナタリーは「直ぐに行きます」と答える。
サラの病室で話をする少佐と呼ばれる中年男性と看護士のギブソン。サラは
ノートン医師が何故消えた?と不思議がるが二人は「旅行にでも行ったのでは?」
と曖昧に答える。
病院に着いたナタリー。ハワードが笑顔で出迎える。面識がない為に彼がノートン
医師でないとは気づかない。「こんなに美しくなって」とハワードが答えると
「この間、写真を送ったのを見てないの?」とナタリー。
興味深々で部屋をあちこち見に行くナタリー。そしてサラの部屋に入る。彼女は
ナタリーに食事がまだ届いてないので運んで来て欲しいと頼む。引き受けて部屋を
でるナタリー。
部屋の外に出ると何やら「出してくれ!」と声が聞こえる。その声の聞こえる
部屋のドアを開けると階段がある。その会談を上がって行くと牢屋があって中
に男性アンドルーが閉じ込められていた。彼はいきなりナタリーに向かって
「ここで大変な事が起こっている。他にも閉じ込められている看護士やコック
がいる」と言う。半信半疑で聞いているとギブソンがやって来て「ここに
来ちゃダメよ」と言ってアンドルーを無視してナタリーを連れ出す。
ナタリーはハワードの部屋へ行って事情の説明を求めると「彼は危険なので
閉じ込めた」と答える。何か腑に落ちない彼女はハワードを問い詰めると
「素人はだまれ!」と怒り出す。
その夜、ハワードの部屋に少佐やドナルドという青年もやって来て酒盛りが
始まるがナタリーはそんな気にはなれず部屋を出る。彼らの話がどうも変なの
でハワードに聞くと彼らも患者だと答える。ここは自由診療だからと言うが、
さっきの事とは矛盾を感じる。
ナタリーはサラの部屋に行くと「早く食事を運んで来て!」と言われる。
(まだ運んでなかったんかい!)食事を吊り上げるエレベーターに行き引っ張り
あげると何と食事ではなくノートン医師の死体が乗っていた。これにはナタリー
もビックリで悲鳴を上げる。
ハワードはロバート刑事を呼んで来る。だがそのエレベーターには既に死体は
無くなっていた。「確かにさっきここにあった」と言うが信じてもらえず。
だが納得のいかないナタリーは他の部屋も探し始める。そしてピアノを開ける
と鍵盤の上に横たわるノートン医師が見つかる。また悲鳴を上げるナタリー。
(もうええよ!)直ぐにロバート刑事が駆けつける。今度は認めるが、「この人
がノートン医師ならあの人は誰?」と尋ねるとロバート刑事は「あの人は
ハワード先生」と答える。そこへ当人がやって来る。するとロバートはハワード
に向かって「うまく演じられたでしょ?ハワード先生」と言う。ナタリーが
恐る恐る聞くと何と彼も患者だとぬかす。
さすがに逃げようとするナタリーに「玄関の鍵は私が持っているよ」と答える
外道ぶり。「私をどうするつもり?」と聞くと「さあね。今夜ゆっくりと
考えよう」とほざく始末。このサイコパス野郎を演じるのはRay Milland。
映画「失われた週末」('45)でアカデミー主演男優賞を獲得した名優です。
「ある愛の詩」ではライアン・オニールの父親役でしたね。
ナタリーは少佐に助けを求めるが「彼は奥さんを殺してここへ入院している。
でもいい先生だよ」と答える。(どこがいいねん!)
逃げようにも窓には全て鉄格子があり電話線は切られており、唯一の玄関の鍵
はハワードの手に。そこでアンドルーに聞きに行くと「サラに相談するしかない」
と答える。サラの部屋に行くとドナルドが来ていて何と牢屋の鍵を持っている。
ハワードの部屋に侵入して盗んだらしい。嫌がる彼から無理矢理に鍵を借りて
アンドルーの元へ行く。しかしなかなか鍵は開かない。
そこへハワードがやって来る。ニヤリとしてナタリーの首を絞めるハワード。
絶体絶命のナタリー。しかしそこへ警官たちが入って来て危機一髪のところで
助けられる。何故わかったのか?一緒に来たロバートが答える。「先生が言う
通りリアルに演じたよ。やっぱりリアルというなら本物の警察に通報しないと」
(どこまでリアルに演じとんねん!)チャンチャン。
いやぁ最後は大どんでん返しでしたが、今回も突っ込みどころ満載でしたね。
そもそもノートン医師が襲われた時に誰も助けに来ないという不思議な病院。
他にも色々とありましたがそれは良しとしましょう。
でも現在なら今回のエピソードは放映出来ないでしょうね。さすがCS放送なら
では。でもあの名優レイ・ミランドがこんな変な役を?と思いましたね。
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では、また
なく、こんな面白い発想の車もあるんですね。
こちらへのコメントも有難うございます。
では、また
拙笑撃「エコカー」も、さまざまに想像をふくらませて、様ざまに解釈ください。
写真を見ると、電気で充電していそうです。いちど充電すると、あとは芝が太陽からエネルギーを得て、いつまでも何時までも走りそうですよ。