エレメンタリー5 ホームズ＆ワトソン in NY #21 「浮遊する怒り」

「浮遊する怒り / Fly Into a Rage, Make a Bad Landing」

(HPより)

自宅で暴漢に襲われたシャンタルが、瀕死の状態で病院に搬送された。シャン

タルのベッドには犯人のものとおぼしき尿が掛けられており、ベルは離婚問題

専門の法律事務所で調査員をしているロイ・ブッカーの仕業と考える。しかし、

犯行時刻に依頼人の夫を見張っているロイの姿が、カントリークラブの駐車場

にある防犯カメラに写っていたため、彼にはアリバイがあった。誰かがロイを

ハメたのでは、とホームズたちが考えた矢先に……。

(以下、私的感想です)

ロイのアリバイが立証出来たのも束の間。彼の死体が発見される。状況から銃

での自殺に見えるがベル刑事やグレッグソン警部は殺人だと推測する。毒物検

査の結果、ロイの体内には麻酔の成分があった。犯人に眠らされてから射殺さ

れたのだ。その犯人はロイがシャンタルを襲ってから自殺したと思わせたいの

で、ロイに恨みを持つ者の犯行。彼は探偵をしていたので対象者の中に犯人が

いると断定。ホームズとベルはロイを雇ったウィンスロップを人物に会う。彼

は隠し資産を調査する会社の代表である。依頼人女性ララから夫ユーコフの資

産を調査する為にロイに彼を尾行させていたと言う。ユーコフと男は飛行機の

ブローカーをしていて税務当局に2,000万ドルの資産を隠していて更に妻への

暴行で2度逮捕もされている。ベルが追及するもロイには「俺に近づくな」と

脅しただけだと主張。だが彼はトモリノという人物にロイを探らせていた。そ

の夜、ベルはユーコフを見張っているとバッグを持って車で外出しようとして

いた。だがそこに何者かがいきなり殴りかかって車を奪って逃走してしまう。

驚くベルに直ぐ電話がかかり、それはホームズだと本人から聞かされる。ベル

が暴走しないように先手を打ったと言う。ワトソンとホームズはトモリノに話

を聞くと彼とユーコフが事件に関与していないのがわかった。これで事件は暗

礁に乗り上げる。ロイを調査すると彼は漢方医の元で解毒剤を購入していた。

更に銀行の貸金庫を利用していたので直ぐに中身を確認すると10万ドルは下ら

ない大金と調査対象者のリストがあった。それらを見てホームズは犯人が誰か

確信する。ホームズらの調べでウィンスロップは依頼人達の隠し資産を幾らか

分け前を貰ってそれを依頼人の妻達には実際よりも少額に報告していたのだ。

ロイにその取引がバレて脅迫されていた。それでシャンタルを襲ってロイを自

殺に装って殺害した。だが当のウィンスロップは「はて、私がそんな事をした

という確たる証拠でもあるのかな？グフフフ・・」と不敵に微笑む。そこで、

ホームズが決定打を出す。ロイは体の解毒の為に漢方薬を買っていた。職員に

毒物検査を受けさせていたからだ。彼の体からは解剖の時に大麻の成分が検出

されていた。ウィンスロップは検査の担当者から採取したロイの尿を買ってい

た。さっきの自信はどこへやら。顔が引きつるウィンスロップだった。事件解

決後、ベルはホームズを訪ねて礼を言うと彼はベルを昆虫料理の店へ行こうと

誘うのだった。

(今回は・・・）

シャンタル暴行＆ロイ殺害事件もようやく解決。今シーズンも残り4話。では、

また