紀州のプーさん のんびり日記

当ブログのエピソードは適当に綴っています。
実際のストーリーとは違う事をご了解下さい。

A. Hitchcock Hour S1 #23

2013-03-10 | Alfred Hitchcock Hour
「呪われた訪問者」

(ネタばれ注意)
夫が軍のパイロットで単身赴任中である妻のルイーズは、やんちゃ盛りの娘
3人と幼い息子ロニーを育てる忙しい身。ある日、空いている部屋を他人に貸す
事にする。借りに来たのはブランドンという中年の女性。ルイーズの知人の大学
教授から聞いてきたと言う。月30ドルで即決する。


ブランドンは車である家に来る。大家らしき女性と家賃の話をする。どうやら
こちらの部屋も借りている模様。子供の話を自慢げにするが部屋に入ると子供は
おらず、ベッドの上には赤ちゃんの人形が代わり(?)に置かれている。

ルイーズは教授夫人からブランドンなる人物は知らないと聞くが、さして気にも
せずに大学で行われるファッションショーの話題で盛り上がる。

翌日、ファンッションショーに行くルイーズと娘3人。ブランドンは留守を預かる。
皆が家を出るとロニーを連れてさっさと車でもう一つの部屋へ行くブランドン。
部屋に入るとロニーを抱きつつ「私のかわいいマイケル・・・」とつぶやく。

帰宅するルイーズら家族。家の中がやけに静かなので心配になるが、ブランドン
はロニーを大事そうに抱いて2階から降りてくる。その姿に何か不信感を抱く
ルイーズ。

ある朝、娘3人は「ブランドンはスパイだ!」などと言って盛り上がっている。
その一人マジョリーに人の悪口を言わないように注意すると、逆にマジョリーは
「ブランドンはすごく変だ」と言う。問い詰めるといつも部屋の鍵をかけており、
持っている本には父の名が書いていると言う。

ある日、家族で外出先から帰宅するとロニーの姿が無い。お手伝いのケイティー
を問い詰めるとブランドンが連れて出たと言うのだ。怒るルイーズ。だが
ケイティーによるとブランドンはルイーズの許可を得たと言っていた。そんな
筈は無い。直ぐに警察に電話しようとする所にブランドンはロニーを抱いて
帰宅する。ルイーズは激怒して問い詰めるが悪びれる様子もない。
教授夫人にも説得され、とりあえずはその場は収める。

翌日、ルイーズは外出中のブランドンに貸した部屋の中を詮索する。机の上に
置かれた手帳を見ると何やら名前と住所が乱雑に書かれてあった。それを手に
して、その住所へ向かう。

マシューズ家に着くルイーズ。そこでロニーと同じくらいの赤ちゃんを抱いた
夫人に話を聞く。その家にブランドンは「子供のモデル事務所から派遣されて
来た」と名乗っていたらしい。しかし、そこの子供にはあまり興味を示さず2日
で帰っていったと言う。

次にファーランド家に行く。そこの子供もロニーと同じ7ヶ月。その家には募集
していた秘書の応募でやって来たらしい。ロニーとその2軒の子供が同じ7ヶ月
というのが気になり、出産した産科医を尋ねると同じ病院だった。

そこで病院へ行く。ナースに話を聞くとブランドンではなくウイリアムズという
名の女性だとわかる。その女性は早産で子供を亡くしており、その後離婚していた
事がわかる。

いよいよ出て行ってもらう決心をしたルイーズは帰宅後にブランドンを呼ぶ。
すると向こうから出て行くと言う。それなら話は早いと、とんとん拍子で話は
進む。コーヒーを飲みたいと言われ、お湯を沸かしに行くルイーズ。その後姿
を見ながらブランドンはポケットから何やら薬を取り出す。ささっとカップに
それをタップリ入れる。何も知らずにコーヒーを飲むルイーズ。

意識がもうろうとする中、ブランドンは「ロニーは実は私の息子マイケルで
お宅が可哀想なので貸していただけなのよ。」等とぬかす始末。

翌朝、娘たちに起こされて目を覚ますルイーズ。ロニーが消えており、パニック
になる。すると娘たちはブランドンが忘れていったコートを持って来る。その
ポケットにあった紙切れを見つける。それには自宅の住所が書かれてあった。
(何でやねん!)

その住所に行くルイーズ。ブランドンが出てくるが、あの子は私の息子の
マイケルだの一点張り。

そこへ呼んでいた警察の女性が来る。説得するが逆ギレする始末。
「わーたーしーのマーイーケールー!」


ルイーズは部屋にあった人形を見せると落ち着くブランドン。(なんじゃそりゃ!)
警察に連行されて、一件落着。チャンチャン。

いやぁ、この手の異常心理物はヒッチコック作品の独断場ですね。ラストで
写される人形が何とも不気味でした。


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では、また




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