HAWAII FIVE-0 シーズン4 #10 「父に捧ぐ」

「父に捧ぐ / Honor Thy Father」

(HPより)

スティーヴは、真珠湾攻撃の慰霊祭でトリヤマという日系人が高齢の退役軍人を

殺そうとしているのを阻止する。トリヤマは、1941年にその男が父親を殺し、

家宝の日本刀を盗んだと訴える。彼の話を聞いて同情したスティーヴは、70年前

の殺人事件の捜査を開始する。

(以下、ネタバレ)

時は1941年に遡る。(もう完全にハワイ版コールドケース）太平洋戦争の勃発で

日系アメリカ人のトリヤマ・ファミリーも収容所に移送される。チンの調べでは

トリヤマの父ジェームズは1943年に仲間に殺された事になっていた。スティーブ

とキャサリンはジェームズ殺害犯（？）のクラークに話を聞くが「え～誰だって？

わしゃ～わかんね～でさ～」と、ぼけ倒すこなきじじい。だが日本人と結婚していた。

トリヤマから当時の写真を見せてもらい日本刀を確認する。だがそのアルバムに

ジェームズと一緒に写るスティーブの祖父の写真があった。これも何かの縁か？

スティーブは捜査に執念を燃やす。(なんでやねん！）当時の捜査資料を見つけるも

ビリビリに破られていたが、ジェームズ殺害事件ではクラークは証人だったのが

判明するも詳細がわからない始末。ヒントを求めて収容所跡地へとトリヤマを連れて

行く。当時自分達の荷物を何者かに荒らされているのに気付いたジェームズが様子を

見に行って撃たれた。そこへ駆けつけると銃を持つ憲兵のクラークがいたと言う。

チャーリーが破られた書類を復元してリグビーの名前を見つける。彼は既に亡くなって

いたが、娘から当時の資料を受け取る。(そんな大事な捜査資料を家に持ち帰って

保管してていいのか？本人はもう死んでるのに・・）その資料から当時逮捕された

のは看守長の弟ジョセフと判明。それでもみ消されたのか？そのジョセフも既に

獄中死していた。だがまだ保管してある彼の銃の弾丸と埋葬されているジェームズの

死体に同じ弾丸があれば、犯人はジョセフという事になる。そして弾丸は検査の結果

一致。ジョセフの孫の家にあった刀を無事に受け取り、ようやくトリヤマの元に返す。

さらにスティーブは彼が撃とうとしたクラークも連れて来ていた。トリヤマは撃とうと

した事を詫びて、二人はガッチリ握手し手打ちとなった。事件解決後、トリヤマは

彼の父とスティーブの祖父が写った写真の真相を語る。教師だったジェームズに勉強

を教わっていたのだ。そして真珠湾攻撃で殉職したのだった。だがその前日に勉強を

見てくれたお礼にと野球のグローブをプレゼントしていた。スティーブはそのグラブ

を手にして涙するのだった。



今回は冒頭から真珠湾攻撃から始まって、日本人には辛い内容かな？と思いましたが

日系人に同情して最後には無事一件落着して、涙のサプライズまで用意して感動的な

エピソードでした。名前もトリヤマでノシムリのようなへんてこりんではなく、日系人

の描き方も変ではなくてホっとしました。では、また