紀州のプーさん のんびり日記

当ブログのエピソードは適当に綴っています。
実際のストーリーとは違う事をご了解下さい。

Asia 「Anthologia」 ('02)

2013-04-10 | (Music)
最近はすっかり死語になった感じの音楽ジャンルに「アメリカン・プログレ
ハード」と呼ばれていたものがありました。言葉で説明するよりアーティスト
を紹介した方が早いと思います。Journey, Boston, Kansas, Styx,
REO Speedwagon etc...と言ったバンドです。私も素人なので詳細は解説
出来ませんが、要するにサウンドに当時のイギリスのバンドがよく取り入れた
クラシックの要素を含んだサウンドとでも申しましょうか?

80年代に隆盛を極めたこのジャンル。音楽評論家の渋谷陽一氏が言ったらしい
「産業ロック」というのも関連性のある言葉でしょう。個人的には産業ロック
と言うのはあまり好きではありませんが。

さて今回のAsia。彼らはイギリスのバンドなのでアメリカン・プログレハード
とは言えないわけなんですが、あくまでも音楽性という意味で今回そのジャンル
とアーティストという事にしました。

Asiaはメンバーチェンジがあまりにも激しいのですが、基本的な主要メンバー
4人を紹介しておきます。
(Vo) John Wetton 彼はKing CrimsonやRoxy Music等で活躍した人物。
(G) Steve Howe 彼はYesでお馴染みの人。
(Ds) Carl Palmer 彼はELPで活躍されました。
(Key) Geoff Downes 彼はBugglesやYesでの人物。

といった具合で出身バンドを見るといずれもプログレの人気バンドで、
その音楽性も納得できます。この4人で結成されたのがAsiaです。82年の
デビュー・アルバムは全米でも大人気!。

「Heat Of The Moment」や「Only Time Will Tell」はいずれもUs Top20に
ランクインする程でした。続く2ndからも「Don't Cry」等がヒットするも華々
しい活躍はこの辺までで、あとは大物バンドお約束のゴタゴタで相次ぐメンバー
チェンジ等で次第にチャートからも忘れさられてしまいました。

しかし地味ながらも現在も活動中で平均年齢が60代を越えても元気な中年と
言うか熟年バンドですね。

この作品は1stから3rdまでの全曲(!)に加えてB面曲(!)等の未発表曲を
プラスした、初期の集大成と言っても過言ではない作品です。多分にレコード
会社の思惑がチラチラしますが、Asiaというバンドを知るにはこのベスト盤
一作でかなり彼らの魅力を味わえると思います。

なんといってもアルバム3枚プラスアルファーを一枚にコンパイルしたん
ですから、お得な作品です。Asiaに興味がある方ならまずはこれをお薦め
します。

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