イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

41.パンと魚の増加の教会 B

2006年09月08日 | Weblog
 【写真:床のモザイク】

 昨年の8月に来た時は、このモザイクを見て誰かが言いました。
「あれ? パンガ4つしかないぞ。これはどうしたことだ?」
「あ、ホントウ!」
「下の方にあるってことじゃないの?」
「一個だけ? そんな入れ方って物理的には考えられんな」
 いろいろ騒ぎ立てて面白かったが、4ヶ月後の冬に来た時は、ガイドさんが先手を打って、
「あのー、気になる一個はカゴの中の方にありますから」
というものだから、私にはそれがまた微笑ましく思えたものでした。この他にも床一面に、鳥や花のモザイクがありましたが、この地方の豊かな自然を表しているのかも知れません。
 倉田さんによれば、ユダヤ人は偶像を嫌うので、人の顔かたちは絶対に描かず、すべて自然を対象にしたということですが・・・今回は観光客があまりに多いため、綱を張って入り口から出口へと、人の流れを機能的にしていました。
 
 門前では、ソ連からの難民という一組の夫婦が、二人でバイオリンを奏で、その優しい音色がより一層、人々の気持ちを和やかにしていました。さんさんと降り注ぐ太陽の下で、誰もかれもが微笑んでいます。庭では西さんと児玉さんが二つ折りの身体で、あの鮮やかな、紫がかったピンクの花びらを拾い集めていました。脳裏に焼きつくブーゲンビリアの花!
 69才の児玉さん、79才の西さん、彼女たちの後ろ姿に19の春が漂って、花も人もみな麗しく感動の人コマでした。

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