新神戸トンネル

11月5日の金曜日に外郭団体に関する特別委員会の実地視察があり、特別委員会の委員の一員として、神戸市道路公社（建設局）の新神戸トンネル有料道路Ⅱ期事業の現地を見てまいりましたので、ご報告致します。

新神戸トンネル有料道路は、神戸の既成市街地と北神地域を結ぶ重要な幹線道路であり、神戸市の基本計画で整備を進めていくこととなっている中央都市軸の一部を構成しています。特に阪神・淡路大震災後は、緊急物資輸送路として、また復旧・復興を支援する道路として大活躍してきました。

新神戸トンネル有料道路 Ⅱ期事業は、現在のトンネルを南へ延伸して、国道２号から直接出入りできる出入口を増設するもので、これにより、①朝夕ラッシュ時の出入口周辺の交通混雑の緩和 　②ポートアイランド2期や神戸空港、東部新都心などへのアクセス機能の強化 ③道路の地下化による周辺環境の改善
などを図るものです。

南行線は、従来の神若出口を東側に付け替えて、本線を生田川の左岸（東側）の地下でそのまま南へ延伸し、国道2号に接続する出口を新設します。
　 北行線は、国道2号からの入口を、生田川右岸（西側）の新生田川橋交差点のすぐ北側に新設し、右岸の地下を北上して既設の本線と接続します。これに伴い、従来の二宮入口をすぐ西側に付け替えます。
　 道路工事完了後は左岸の幹線道路が廃止され、生田川公園は、河川・公園が一体となった河川緑地軸として整備が進められる予定です。

路線名 市道　生田川箕谷線
道路延長 1.0km（Ⅱ期事業のみ）
車線数 北行2車線、南行2車線
幅員 8.5ｍ × 2
設計速度 本線60km／ｈ、ランプ40km／ｈ
事業期間 平成8年度～平成18年12月(予定)
供用開始 平成18年春(予定)