甲府市観光課スタッフBLOG

甲府市観光課スタッフが市内の観光スポットやイベント情報など、甲府の魅力を発信します!

帯那山のあやめ

2012-06-05 16:50:10 | イベント情報
甲府市と山梨市の境にある『帯那山』へ、あやめの咲き状況を見に行って来ました

帯那山は、山頂の手前まで車で行けるので、登山が少し苦手な方でも安心して行ける場所なので、大丈夫ですよ

今回は、千代田湖入口を右折して、脚気石神社から林道帯那山線を通って行くルートで行ってきました



この先は、車がある方向へ進んで行きます。



脚気石神社から10分ほど林道を行くと、甲府市・山梨市の分岐点。
そこには、目指す帯那山の看板が・・・。



看板を眺めながら少し進んでいくと『帯那山登山道』へ到着です。(車は、もう少し山頂に近い所まで行く事が出来ますが、今回はあえて、ここから登山開始します)



登山道には『ヤマツツジ』が綺麗に咲いています。癒されますね~





この登山道を20分ほど歩くと・・・



帯那山山頂へ到着です



天気が良ければ、富士山も見えるようですが今日はあいにくの曇り空・・・。



そして、あやめは・・・
咲いてました
少しですが・・・。





まだ、つぼみもあるので今月中旬にはもう少し咲きそろうかもですね



シカの食害の影響で、あやめの本数は減少しているのが実情です
でも、山頂は緑も多く、空気も綺麗なので、夏場のハイキングには最適な場所だと思います。

■帯那山ハイキングコース(約3時間)

上帯那バス停→脚気石神社→尾根取り付き点→帯那山

※なお、帯那山北西駐車場からは、徒歩5分ほどで山頂へ到着します。

甲府市観光ボランティアガイドさんの研修

2012-06-05 14:03:31 | イベント情報
昨日は、いつも甲府市のために尽力していただいている甲府市観光ボランティアガイドさん達の研修会が行われました

研修ルートは、興因寺→武田神社→青松院

講師は、 King of GUIDEこと、林陽一郎先生です。



林先生は、甲府市の文化芸術指導員として、文化財の案内や講演会をしていただいたり、ぺアーレ山梨野外講座で、横浜中華街や調布市の観光案内なんかも行ったりする、まさに生き字引の先生です。

まずは、興因寺に行きました【甲府市下積翠寺町1220



興因寺は曹洞宗の寺で、境内には柳澤吉保の城代家老として活躍した柳澤権太夫保格夫妻の墓が本堂の奥にあります。



また、興因寺はあじさい寺としても有名です。見頃はこれから


六地蔵もありました



六地蔵とは、『地獄(じごく)・餓鬼(がき)・畜生(ちくしょう)・修羅(しゅら)・人間・天上』のそれぞれにあって、衆生(しゅじょう)の苦悩を救済する地蔵菩薩(じぞうぼさつ)のことです。

詳しいことは、勉強してみてくださいね

お寺の外の川沿いには、首から頭がないお地蔵さんがあります。



なぜ首から上がないのか

一説には、明治時代の神仏分離の影響で、特に力の強いお寺さんにあるお地蔵さんは、このようになってしまったのではないかとのことです。

その他の説として、岩舟地蔵の関係もあるかもと先生がおっしゃっていましたが、難しくてよくわかりませんでした


武田神社へ向かう前に寄り道したのが、これ



場所はこちら→クリック

ここには、はいたのお地蔵さんがまつってあります。



『はいた』とは『歯痛』という意味で、歯が痛いひとはお祈りすれば、治っちゃいます


武田神社は、新しいガイドさんもいたので、あらためて研修ルートにいれました【甲府市古府中町2611】

 

姫の井戸からたくさんの茶釜などが発見されたのは、武田勝頼が新府城へ引越しするときに、姫たちが新府城へ行くのをごねたため、姫たちの未練を断ち切るために、多くの生活用具をここにぶちゃあった(捨てた)ことが理由のようです。

武田神社では、今の季節、こんなものもあります



これは、夏越祓(なごしのはらえ)といって、夏の暑さに負けないようにするためのものです。



くぐり方も決まってますので、みんなでくぐって、今夏の暑さを乗り切りましょう


最後に向かってのが、青松院【甲府市山宮町3314】

ここは、武田信玄の六代前の武田信章が開基したお寺で、「甲斐国三十三観音巡礼」の三十三番結願の霊場なのです。

十一面観音像や



庭園



仏舎利殿



が有名です。

住職さんの貴重なお話もいただきました。

その中で、住職さんは

「忙しい中でも、1日10分でもお経を読んで、心を落ち着け、自分を見つめなおすことが大事ではないでしょうか」

とおっしゃっておりました。

お経を読む時間がない人は、スーツの内ポケットに小さな経本入れておくだけでもいいようです。

これを持経といい、「読経」「写経」「持経」の3経のうちの1つです。

少しだけ、仏のこころがわかったような気がしました。


甲府市ボランティアガイドのみなさん、これからも甲府市の観光案内、どうぞよろしくお願いします!!




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