NHK大河ドラマで真田丸、第2話目で武田勝頼は甲州市大和町の山中で自害されました・・・
そして・・・その首級は・・・滝川一益・織田信忠の手により甲斐善光寺で小山田信茂の前に・・・と、描かれていました
その後は京都六条河原で、さらし首にされた後、京都妙心寺で供養されたと伝えられています。武田家当主、甲斐の国守が・・・あまりに惨い最期です。
当時、このことを伝え聞き、私たちがいま感じている勝頼様ロス(真田丸にもう平岳大さんの出番はないのか・・・という哀しみ)より、
もっとずっと辛く、悔しい、やり切れない思いをして、ある行動に至った禅師の話が先日ご紹介した【法泉寺】に伝えられています
法泉寺ばなし「首級牛蒡(しゅきゅうごぼう)」
勝頼公の最後を知った法泉寺の快岳禅師は、首級を甲斐の地に持ち帰ろうと決心します
そこで、武田信玄とかかわりが深かった、妙心寺の南化和尚に相談して、ひそかに首級を奪い、甲府の法泉寺に向かうのですが・・・
やっと着いた法泉寺は、織田勢の陣所にとなっていて、警戒がきびしく、首級を持ったまま中に入ることは、とてもとてもできません
しかたがないので、快岳禅師は寺の北、山奥(上帯那)にある、三上家を頼って、身を寄せます
ところが・・・
快岳禅師の動きを怪しく思っていた織田の家来は、彼の行動に目を光らせてあとを追っていたのです
ようやく持ち帰った勝頼公の首級を、織田方に見つかりそうになった快岳禅師は、
とっさに三上家の縁の下にあった、ゴボウの俵の中に隠して、あやうく難を逃れたのだそうです
織田の家来が去ったあとに、快岳禅師はもっと山の奥深くへ向かい、首級を守り続けます
・・・やがて時がたち、この年の6月、機が訪れました
織田信長が本能寺の変で明智光秀滅ぼされ、織田勢が法泉寺を引き払ったことをたしかめて
快岳禅師は急いで寺に首級を移して、境内に勝頼公を葬りしたという、法泉寺に伝わるお話です。
※通称「けこみ牛蒡」ともいわれています。
このいわれをもとに、いまでも正月2日、三上家は法泉寺本堂の縁の下にゴボウの束を投げ込んでから、新年のあいさつをするそうです
法泉寺、甲斐善光寺など、
武田三代の盛衰体感する歴史モデルコース
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/welcome/tokushu/documents/13kf_hst-0506.pdf
勝頼様ロス&勝頼様スピンオフ放送期待!の声がネット上でも、巷の話題でも高まっています!
また、勝頼様に会えることを期待したいですね
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