東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

雨後の水辺で

2025年03月11日 | トンボ
先週の週明けと土曜の夜にも雨が降った。ヤマアカガエルは雨がきっかけで産卵を行うと、Sさんからご教授いただいていたので、卵塊の増加に期待して、再び里山の水辺に訪れた。すると...

ヤマアカガエルの卵塊

到着して水辺を覗くとそこかしこに卵塊あり。Sさんの言う通りヤマアカガエルの産卵は雨がきっかけと言うのは真実だった。山沿いは前夜に降雪した様子で、まだ消えずに残っていてくれた積雪を卵塊の背景に入れることができた。

ヤマアカガエルの卵塊

べたっと広がった様子にあるのは新しい卵塊。

トウキョウサンショウウオの卵嚢

ヤマアカガエルと同じくトウキョウサンショウウオの産卵も雨がきっかけなのか。
卵嚢(らんのう)は袋状のものに卵が包まれている形を示していて、卵塊(らんかい)は複数の卵がひとつのかたまりとなる形を示している。卵鞘(らんしょう)鞘(さや)は中に卵が納まる形を示している。ややこしいから全部ひっくるめて卵と言った方が明解。

ヤマアカガエルの卵塊

里山の景色を背景にした一枚。前回はたったの2つだっのがウソのように、今回は殆どの水辺に卵塊があり、素晴らしい光景を観察できた。ヤマアカは雨の後とSさんからご教授いただかなかったら、たぶん観に来なかったと思う。ヤマアカガエルにとっても雨がものすごく大事だと言う事を改めて知った。

全てNikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED+C-PLフィルター

撮影日:3月9日


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