東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

夏日の水辺で(越冬トンボ三種の活動)

2022年04月15日 | トンボ
サナエトンボの羽化観察を早めに切り上げて、越冬トンボの活動が見られる止水域に急いだ。

オツネントンボ(交尾)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
未だに交尾活動のピークが掴めず、この日は連結産卵の撮影を後回しにして、
徹底的に交尾態を探した結果、運良くこのペアを発見できた。

オツネントンボ(連結産卵)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

ホソミオツネントンボ(連結産卵)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

ホソミイトトンボ(連結産卵)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
前回まではオツネントンボが主役だったけれど、そこにホソミオツネントンボとホソミイトトンボも加わり、夏日となった午後、越冬三種が出揃い春の水辺で活動する風景を堪能することができた。

オツネントンボの産卵痕

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ホソミオツネントンボの産卵痕

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
岸辺に生えたエノコログサに残された両種の産卵痕。オツネントンボはジグザグなのに対して、ホソミオツネントンボはまばら。トンボそのものだけでは無く、観点を広げて知見を得る事もまた楽しい。たかが雑草のエノコログサも、植物に産卵するトンボにとっては、世代交代のために必要不可欠である。また、植物を利用する生きものの為に管理者の方に告ぐ、自然に優しく刈り過ぎないでいただきたい。

撮影日:4月10日


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