東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

立冬の沿岸部で

2024年11月12日 | チョウ
この日曜日は曇り空のフィールドコンディションの中、沿岸部に訪れた。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
曇天ならそろそろ各種が越冬モードになっていると思い、先ずは成虫で越冬するチョウの姿を探した。

すると...

ムラサキツバメ

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED+SB-700
マテバシイの葉表に二頭。他所でも点々と発見。今後の動向が楽しみ。

ウラギンシジミ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ツバキの葉裏に二頭。両種とも例年通りのポイントで発見。まだ一時的な越冬モードだと思う。

アオスジアゲハの蛹

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED+LEDライト
よりによって金属製の鳥のオブジェで蛹化とは不思議で面白い。
寄生されていない事を願いながら経過観察を楽しみたい。

アオスジアゲハ(羽化後)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED+LEDライト
薄暗い林の中にあるタブの胴吹きをチェックすると、まさかの羽化後の個体を発見。立冬を迎えているのに羽化したとは驚愕。この発見が12月上旬頃までの暖かい日に成虫の飛翔を見かける事がある証になった。他のアゲハチョウよりも寒さに強いのかも知れない。

アカボシゴマダラの幼虫

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED+LEDライト
運良く道路に面した林縁の手入れがされてなくエノキの実生がはびこっている為、アカボシゴマダラやゴマダラチョウには好都合。いつもはびこっている位が探し甲斐があっていいんだけど…越冬シーズンを迎えるまでこのまま刈られない事を願いたい。後から気づいたが、この幼虫のツノの形状が越冬幼虫とは違っているけれど、これから変化するのか気になった。

アカボシゴマダラの蛹

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
殆どのアカボシゴマダラは越冬前の段階で2齢、3齢幼虫なのに、君はサナギじゃん!大丈夫?
もう成虫は見かけなくなったけれど、近いうちに羽化するのか再びチェックに訪れて見よう。
だからまだまだ刈らないでよ~~

撮影日:11月10日


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