東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

立冬のトンボと青空

2024年11月11日 | トンボ
この土曜日は朝から晴れたのでカトリヤンマの見納めに向かった。冷たい北風により肌寒ささえ感じられていたが、正午あたりから風が止み気温が上昇。カトリヤンマの飛来に期待した。すると...

カトリヤンマ

残念ながらホバリングせずオギに静止。
翅のダメージは晩秋が過ぎ立冬の時の姿。しばらく静止して暖かい陽射しを浴びた後、去って行った。

マユタテアカネ

この時期のアカトンボの生殖活動もカトリヤンマのホバリングと同時刻。いっときに集中していてあっという間に交尾や産卵が終了してしまい、カトリヤンマもアカトンボも両方撮りたくても欲張れない。

リスアカネ(交尾)

11月になるとアカトンボの仲間は明るい場所に止まる習性がより強くなるので、
主導権を握るオスの性格次第では交尾態でもこうして指に止まってくれる時もある。
アカトンボの交尾この指止まれ!東京都に生息するアカネ属全種制覇を目指して楽しもう。

オオアオイトトンボ

成熟した個体が自然光に照らされメタルグリーンに輝き、背景には青空と水辺が写るタイミングの撮影は今がチャンス。

オツネントンボ 2雄

立冬のオツネントンボらしい日光浴の場面。ただ、手前のつる植物に自分の影が少し入ってしまった。トンボの活動時間を知るのは勿論、広角レンズでの撮影は撮影者の影が構図内に入らない位置と時間帯を知っておくのも醍醐味。カトリヤンマは見納めとしてアカトンボはもう少し楽しめそうな様子。

全てNikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

撮影日:11月9日


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