東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

どちらも枝

2024年01月07日 | トンボ
上京中のK君を誘って、擬態越冬している昆虫を探しに都下のフィールドへ訪れた。越冬昆虫の撮影にベストな条件はコントラストが低い極寒の曇り空がいい。3日が曇り空となり条件を満たしてくれた。

林内の何処かに枝に擬態しているホソミオツネントンボが潜んでいる。隈なく捜索していくと、いた!

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
オスを見つけたかったけれど、いくら探しても残念ながらこの2頭以外に見つからなかった。
例年より数が少ないのか?水辺に姿を見せる春の活動最盛期になればその結果がわかるはず。

場所を移動して里山のクワの木をチェック。すると...

クワエダシャクの幼虫

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

クワエダシャクの幼虫

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
胴体は枝で頭部は冬芽にそっくり。沿岸部のクワをいくら探しても見つからないけれど、里山にあるクワを探すと意外と簡単に見つかる。ホソミオツネントンボにクワエダシャクの幼虫、どちらも野鳥の捕食を避けるため、枝に擬態して冬を過ごしている素晴らしい擬態昆虫だ。

撮影日:1月3日


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