桜も開花していよいよ春らしくなってきた東京。この暖かさを感じて越冬覚めのトンボが日向の草地に姿を現しているのではないかと思い、実績のあるブッシュへそっと足を踏み入れた。するとガガンボと同時にスッと飛び出した細い褐色体が枯れ草に静止。その場所へゆっくりと慎重に近寄って確認すると、そこにいたのは...
撮影者からすれば緑色の葉の上に静止している姿、つまり褐色の全身をクッキリと表現できる撮影を望むのだが、彼らは決して緑色の草上には静止せず、移動先も必ず枯草や木を静止場所として選ぶ。これは鳥などの外敵から身を守る為の擬態行動である。
逃がしたら罰金です!恐る恐る観察する皆様。
D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
東京都内での生息分布は多摩西部に広く見られ、谷戸、ため池、植生のある調整池、河川敷の池、各所で4月下旬頃に連結産卵個体が観察できる。しかし、いずれの場所でも個体数は少ない。区部では2、3年に一度、植生のある池周辺の草地に、こうしてひょこりと姿を現してくれる程度。人知れずひっそりと世代交代を繰り返しているといった様子だ。
東京港野鳥公園では古くから記録があるようで、僕自身は2010年秋に同場所で本種を撮影。今回はそれからおよそ3年ぶりの嬉しい再会であり、昨年2月に越冬中のホソミオツネントンボの発見につづき東京都区部での新たな記録となった。
オツネントンボとホソミオツネントンボの決定的な見分け方はこちら
撮影日:3月16日
撮影地:東京港野鳥公園
オツネントンボ ♀
D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
撮影者からすれば緑色の葉の上に静止している姿、つまり褐色の全身をクッキリと表現できる撮影を望むのだが、彼らは決して緑色の草上には静止せず、移動先も必ず枯草や木を静止場所として選ぶ。これは鳥などの外敵から身を守る為の擬態行動である。
逃がしたら罰金です!恐る恐る観察する皆様。
D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
東京都内での生息分布は多摩西部に広く見られ、谷戸、ため池、植生のある調整池、河川敷の池、各所で4月下旬頃に連結産卵個体が観察できる。しかし、いずれの場所でも個体数は少ない。区部では2、3年に一度、植生のある池周辺の草地に、こうしてひょこりと姿を現してくれる程度。人知れずひっそりと世代交代を繰り返しているといった様子だ。
東京港野鳥公園では古くから記録があるようで、僕自身は2010年秋に同場所で本種を撮影。今回はそれからおよそ3年ぶりの嬉しい再会であり、昨年2月に越冬中のホソミオツネントンボの発見につづき東京都区部での新たな記録となった。
オツネントンボとホソミオツネントンボの決定的な見分け方はこちら
撮影日:3月16日
撮影地:東京港野鳥公園