東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

あれ?狂う季節

2010年04月13日 | トンボ
このところ安定しない天気が続き、急激な気象変化に活動しはじめた昆虫達は大丈夫だろうか?心配になります。
引き続き先週末に撮影した昆虫を紹介していきます。

オオカマキリの幼虫を充分撮影した後、昨日、羽化間もないアオモンイトトンボとクロイトトンボを観察した自然池に向かった。

昨日に続き多く観察できた日当たりの良い一角にポイントを絞り観察開始。羽化途中の個体がいないか水面から少し出た辺りのヨシの茎を丁寧に見回すが残念ながら発見できず。

ん~絶対に羽化してるハズなんだけどな~と思いながらも諦めて羽化後の個体を探した。すると直ぐに見つけたのが

アジアイトトンボ♂


その後も何頭か見つけるも昨日と同じ個体のようだ。だいぶ体色がはっきりとしてきた。

ふと昨年の秋にオツネントンボを見つけたのを思い出し、この天気なら越冬から覚めて出ているかもしれない?とこの場所に見切りをつけ、オツネンポイントに行ってみた。

到着してすぐさまオツネントンボが日向ぼっこしていそうな大場所を探すも見つからず。。。
オマケにこの時期特有の午後からの風が強くなるパターン!こんな時、僕がオツネントンボだったらどこにいたいか?日当たりが良く、その中でも風が当たりにくい場所にいるに違いない!と、辺りを見回して考えた。枯れたセイタカアワダチソウやら何草やらが茂るポイントが目に入り、そこは不思議と風当たりが弱い!いるならここだな!とガサガサ分け入るとガガンボに混じって少し大きいヤツが飛んだ。お!オツネンか?目で追い、止まった姿を見ると、枯れ枝ソックリのヤツが尾尻を下げたり上げたり動かしながら止まっていた!この独特な動作をするトンボはホソミオツネントンボ!とカメラを持ちそっと近づくが飛ばれてしまう。。。そんな事を繰り返すとようやく落ち着いて止まってくれたのでジックリ撮影成功!

ホソミオツネントンボ♀

オツネントンボでは無かったがオツネントンボ同様に23区内では数少なく、細々と生息しているので出逢えると嬉しく撮影にも力が入る。
まだこの固体は春色になっていなかったが、もうそろそろ空色に変わるだろう。その頃また逢えるといいな~

この先、荒れ狂わない天気で安定してほしいものです。


全てD300s+AF-S VR Micro nikkor ED 105mmF2.8G(IF)


撮影地:東京都


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