東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

コロナ禍の影響

2021年11月17日 | カマキリ
ここに来ると撮りたくなってしまうのがJR貨物線の風景。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
残念ながら先頭の機関車には間に合わず。通過時刻を把握したので機関車を入れた撮影はまた次回に。11月中旬だと言うのに日中は暖かく半袖で過ごせる陽気。自然池ではギンヤンマの飛翔が見られた。

ハラビロカマキリ ♀

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
そこだと花から遠いので獲物にありつけないと思ってしまうけれど、この時期は食欲よりも先ずは日光浴が優先。

ハラビロカマキリ(若齢幼虫)

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
再び若齢幼虫を発見。成虫と若齢幼虫が同時期に見られる機会は稀だけれど、季節外れに孵化してしまった幼虫は残念ながら冬を越せない。

セスジツユムシ ♀

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
キリギリスの仲間は長い触角を持つのが特徴。それを見て欲しいので触角も構図内に納めた。

晩秋の低い太陽に照らされて白く光るオギの穂

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
今年は特にコロナ禍+カマキリ先生の影響力により、虫捕りを目的としたファミリーが過去最高にアクセスが良い沿岸部の公園に訪れている印象を受けている。撮影地の公園では生き物の持ち帰りが禁止。なのにも関わらず職員の監視が緩く、ルールを守らないファミリーを多く見かける。その影響で、特にカマキリとカマキリのエサとなるバッタが激減。自然観察や昆虫に興味を持つ子供達が増えてくれる事は嬉しけれど、道路に囲まれた区部の公園の中に、わずかに残された環境にしがみついて生きている昆虫が減少傾向にあるのは非常に残念でならない。コロナ禍の影響により、こうした状況下にあるのは沿岸部の公園だけでは無いと思う。複雑な気持ちだけれど、一時的ブームであって欲しい願いと、公園管理者には今まで以上の環境保全の推進を求めたい。コロナウィルスは人間だけではなく、少なくとも昆虫に悪影響を与えていると感じている。

撮影日:11月13日


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