東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

みっちりトンボ

2023年10月12日 | トンボ
ヤゴの観察を済ませた後、赤トンボの生殖活動の時間帯だと思い水辺をチェックした。
風は秋でもまだ陽射しは夏日に感じられたせいなのか?何故か皆さんまったりと静止したまま。

リスアカネ ♂

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

ミヤマアカネ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
明け方に観察した休止中のオスはくすんだ赤色に見えたが、
活動を始めると鮮やかな赤色に変化している様に見える。
マユタテアカネも同じく、メスよりもオスの方がその違いが分かりやすい。
気温の変化による影響なのか、それとも光線の当たり方でそう見えるのか.
不思議に思ったので、今後の観察の課題にしたい。


マユタテアカネ ♂

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

交尾、産卵を見ないまま正午を迎えた。今日はスイッチが入らない日で、
諦めて帰ろうかと思っていると、ようやくマユタテアカネが生殖活動を始めてくれた。

マユタテアカネ(交尾)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

マユタテアカネ(産卵)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
9日のスポーツの日に向け天気は下り坂の予報だったので、チャンスを無駄にしない様に次はカトリヤンマのポイントに向かい出現を待った。長らく待つとメスが産卵に飛来。暗い茂みに入り込んで産卵しようとしているところを、逃げられるのを覚悟で、一か八か明るい側へ追いやる作戦に出た。すると...

カトリヤンマ(産卵)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
飛ばれてもまた戻る産卵専念個体。マクロレンズで全身にピントが合うシャッターチャンスを楽しむ。

カトリヤンマ(産卵)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
自然光により輝く複眼は吸い込まれてしまいそうなほど美しく、秋の風景に溶け込む体色にも魅了さて止まない。産卵場所は水辺の縁の土中。カトリヤンマは赤トンボと同じく卵で越冬するタイプ。

カトリヤンマ(産卵)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
帰り際に夕方から活動するオオアオイトトンボの様子をチェックしてみたけれど、まだ林の中。
この日は夜明けから夕方まで10時間にわたり、みっちりトンボ観察を楽しんだ。

撮影日:10月7日


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