ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

いづれをか花とは分かむふるさとの春日の原にまだ消えぬ雪

2018-01-07 03:05:57 | 古今抜粋

いづれをか花とは分かむふるさとの春日の原にまだ消えぬ雪    凡河内躬恒


新古今からとった。

なんでも次に出るものは前のものよりは発展している。

古今の気分の上澄みをとって発展させたかのような歌である。

躬恒はこきみよい作家だ。

うまい。


雪と見て花を踏まむもかたなきと風もはばみし春の野をゆく    揺之





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