ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

雲ちゞれ

2018-01-31 03:06:04 | 資料

雲ちゞれつめたくひかるうすれ日をちがやすがるゝ丘にきたりぬ    宮沢賢治


また賢治に興味を持ってみた。

賢治のことばは清らかに感覚に突き刺さる。

作者が鮮烈に感じている自然の命が読むと自分の感覚にも勢いよくそそぎこんでくる。

うまいを通り越して、すごい。

いつものように自分の歌を歌うのに、怯えを感じるのはこの人くらいだ。


ゆふさりてたなびきわたるあかねぐもひかりはおちてとほやまに染む    揺之






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