感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

気を使うご近所付き合い/立春のグランドホグデー

2021-02-05 | 日々思うこと
雪が降って、気温も低いが、日差しは暖かい。氷が張った公園の沼地。



この辺りは、2月の頭に雪がよく降り、積もる。節分も過ぎて立春なわけだが、その時期が一番寒さを感じるようになっているのだろうか。
立春の頃、ここでは、グラウンドホグデーと言うのがある。
穴の中に眠っているグラウンドホグをわざわざ、揺り起こし、彼らが穴の外に出てきて日の影におびえたら、冬が6週まだ続く?だったか。とにかく、その結果、今年は春が来るのが遅いとか。

黒猫が前を横切ったら不吉な事が起こる、とか、茶柱が立ったらという類の、科学的な根拠のない言い伝えのようだが、なぜか、必ずニュースになる。

どちらかと言うと現実的な、アメリカの文化と相まみえない感じがしてならない行事なのだが、といつも思う。

そのうち、行き過ぎたリベラルの暗躍で、”グランドホグデーは動物虐待に当たる!”などと言われかねない。
金魚すくいも動物虐待に当たると非難されるのだから。



日に数回の往来があるだけの貨物専用線路。公園の脇を南北に走る。


近所付き合いは、ある程度にする必要がある。親しくなりすぎても頭が痛い。かと言って、険悪になってはヤバい。

日頃から、近所の人とは、上手に付き合うよう心掛け、小さな事にもしこりが残らないように気を遣う。

昨日、ペンシルバニア州の田舎で、隣同士が除雪の件で喧嘩になり、一方の主人が他方の主人を銃で殺し、その後、自分も銃で自殺したと言うニュースがでていた。日頃から仲が悪かったと言う事のようだ。

自分の思うようにならないからと、相手に要求ばかりすれば、必ずしこりが残る事になる。ギブアンドテイクとはよく言ったものだ。

まず、与えてこそ、頂けるものがあると言う事だ。文句を言いたいなら、その前に十分によくしろと言う事だ。悪事を働く人、悪人と言われる類の人とは争うなと、イエス様も聖書の中で言っておられる。その方が後々問題がないと言う事なわけだ。

うちの左隣のご主人は、少々文句が多い方の様で、日頃ご近所の方の悪口めいたことを、口にする事がよくあり、その愚痴を聞かされる。そんなこともあって、また、うちよりもご年配でもあるので、必要以上に気を使ってお付き合いをしている。

右隣の老夫婦は、物静かな方たちだ。物静かだから、何も思っていないかと言うと、人間、そんな風にはなっていない。コロナで自宅待機の期間が長かった去年の夏、うちのが裏庭に塀をこさえた。右隣の家との間にだ。

その事に関して、お隣から何も言ってこないので、主人も特に気にせずにいたが、いつか、かなりの時間が過ぎてから、何かの拍子に塀の話が出て、「ちょっと高すぎるようだ。」と思っていたらしいことがわかった。主人は、早速に頭を低く詫びを入れ、塀を低くする旨を伝えると、「その必要はない」文句は言ったから、気はおさまったよ、と言うことなわけだ。基本、気の良い方なのだ。

向かいのフランクおじいさんは、現在一人暮らしなので、何かあったらいけないと気を遣う。今回の大雪で、フランクの家の隣にそびえていた大きな木が折れて、彼の家の屋根を一部壊してしまった。音に驚き、これは大変と、息子二人が、フランクの無事を確かめに行ったり。リビングの窓から、うちと向かい合って立つ彼の家のガレージがよく見えるので、荷物の出し入れや何やで、手伝いが必要かなと思ったら、長男を走らせる。

去年の暮、クリスマスの時期には、両隣と、向かいのフランクおじいさん、道を挟んだ右の家のハワードとディアナのお宅に、手作りのクッキーを届けたり、コロナで、家にばかりいて、近所付き合いがより密になるこの頃なのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。