氷点下も氷点下
マイナス10度。
今日も、
相変わらずオキナインコで……
えさ場はにぎわう……。困ったものだ。
友達になれたらと、思うけども、
一旦野生に帰った彼らが、人間などに媚びるわけもない。
ただで餌を食べるのだから、物まねでもしていってくれたらなと、
恩をきせたくなる。
ハウスフィンチ。
頭の赤い雄の鳥。
えさ場のヒマワリの種を足に挟んでくちばしでつついて殻を割る。
ブルージェイ、青カケス。
カーディナル、雄。
カーディナル、雌。
煙突の上に泊まって暖を取る
ヨーロピアンスターリング。
オキナインコは、輸入禁止種になっていると聞いている。
人が飼っていたものが逃げ出したとか、輸入してきた鳥が逃げ出したとか、様々な諸説がある。
飼っているものが逃げ出して野生化することで問題になると考えられる鳥は飼育できないようになっているわけだ。本来は南で暮らす彼らが、こうして冬は氷点下の日もあるこのエリアで住み着くわけだから、適応能力と言うか、生命力というか、大したものだ。
イナゴの大群が一気にすべてを食べつくして去っていくように、
オキナインコが群れで来ると、えさ場のえさは瞬く間に食べつくされてしまう。
本来このあたりで過ごす鳥たちのえさを横取り?していると言う構図になるのだろうか。
自然界の餌は豊富にあるとは思うけれど、
彼らが故どこぞに追いやられる羽目になった鳥もいたかもしれないなと、考えたりする。