感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

おじさんが元気な国

2012-04-18 | 日々思うこと
たとえば、日本の道路でバイクに乗って勢いよく脇を通り過ぎる集団があったら、
たいがいは若い人の集団であることが多い。
田舎のヤンキーなんて言葉も懐かしく思い出すけれど、田舎の道なんかでは
時々見かけてたように思う。

アメリカの場合は、週末の天気の良い日に高速を走ると必ず出くわすのが
ババババ…と大きな音を立てながら通り過ぎてゆくオートバイに乗ったおじさん達の集団…。

それは、ほとんどの場合がハーレーの様な大きなオートバイで、
それにまたがってる人もかなり横も縦も大きい。そして、いろんな刺繍のほどこされた皮ジャンを着ている。
その革ジャンは夏場は袖のないタイプのベスト様のものとなり、たくましい腕が肩からむき出しになってる。
頭にかぶったヘルメットからは、染めてない白髪交じりの髪がひらめき、
サンタの様なひげをはやしている。ズボンは必ずルーズフィットのジーンズ、年齢は明らかに60前後であろうと想像できる風貌であります。

けっしてスピードを出すわけでもなく、ゆっくりと優雅にバイク乗りを楽しんでいるのが見ていてよくわかる。

後、休みの日に郊外で見かけるのが、ちょっと変わったスポーツカーや旧式の車。
これも必ずと言っていいほどおじさんが運転している。
どうかすると、おじいさんと言った方がいいような方もお見受けする。
おとぎ話の中からでてきたような車や、古い映画の中で見たような車などが、きれいに磨き上げられて
町の中を颯爽と走り抜ける。

それから、スポーツカーの場合はオープンカーである場合がやはり多い。
白髪まじりの少なめになった髪を、風になびかせておられるのだけれど、乾燥して日差しの強いアメリカで
そんな事してたら、一気に髪の毛が減ってしまうのにと言ってあげたくなる。

これらのおじさん達は、アメリカの経済が一番元気だった頃に社会の中枢で一生懸命働いて
その時に蓄えた十分な資金で趣味の生活を楽しんでおられるのだと察しています。
若い人達、大卒したばかりの人達は就職難に加えて学生ローンの返済に追われるなど
かなりお金に窮してると聞いています。

お金の面でも、一番元気なのが年金で暮らすこの年代のおじさん達なのでしょう。

最近は、サイクリングをしてるのもおじさんもしくは、おじいさんが多いです。

工事現場のおじさん達も元気で中々よろしいですよ。着てる服も大変センスがよろしい。
チェックのシャツにジーンズ、ブイネックのセーターにカーキのズボン、
そんないいセーターを現場で着ててもいいのかしらと思うような人もいたりで
出で立ちからして素敵です。

現場の前を通り過ぎる時に目が合うと、目で挨拶してくれたりと粋な方々が多いのです。
元気に働くおじさん、いいですね。

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