感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

新聞を読もう

2012-04-23 | 日々思うこと
新聞は良い。
何が良いか、写真が良い。
記事の内容が大変詳しい。
そして、記事を書いた人が自分が書いた記事に責任を持っている。
そしてまた、新聞社が掲載した記事に責任を持つ。

ニューヨークタイムズを見るたびに感じるのが、写真が良いこと。
スペースシャトルが、ワシントンに飛行機の上に固定されて、まるで飛行機におんぶされてる様な
姿で運ばれてきた時のタイムズ紙の一面に載った写真は、
ワシントンモニュメントの鉛筆の様な先端の少し上方を
今にも通り過ぎようとする重なった飛行機の機影を写したものだった。

ウワォ!! このカメラマンは、この1枚を撮るためにきっと1日を潰したんじゃないのかな
と思えるくらい、考えられたアングルの良い写真でした。
何気ないのです。人の姿や、世界の様子を何気に撮ってるのがほとんど。
写真の中の被写体は、決してカメラの前でポーズを取ってないのです。

うなる様な写真が多い。数日前の写真は、ピントがあってないためかすんで見える星条旗を全面バックに
演説するオバマ大統領を斜め前方から写した写真でした。

新聞の記事も然り。記事を書く視点が勉強になります。

新聞は社会の監視役、もうひとつの警察みたいなものです。
最近、新聞を読む人が減って、アメリカでも歴史のある新聞社が何社も経営難に
おちいってゆくニュースを目にするたび、ちょっと悲しい。
もちろん、政治家の悪行や、町の実力家のかくされた姿や、学校の先生の失言を
ユーチューブにあげて皆で叩くのも手段のひとつですが、
それと平行して、やはり専門的な知識を持った方達の手による記事は必要なのです。
彼らは、名前を明らかにしますから、自分の名誉と新聞者の名誉をかけて
記事を書きます。
無責任な文章は彼らの書く記事の中には存在しないのです。

きちんと取材した事実に基づいて書かれた記事は、真実を伝えます。
歪んだ主観の入らない記事は、人を可能な限り傷つけません。

新聞は、健全な社会を維持するために必要です。
新聞を読みましょう。




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