日本の特撮が人気がある。
ここアメリカでもである。
今時、特撮かと馬鹿にしてはいけない。
今だからこそ、特撮なのである。
猫も杓子もCGなる、コンピュータ―グラフィックなる
テクノロジー信仰の時代でもである。
今や、CGなしにはヒーロー物の映画は成り立たないと言っていいだろうし、
CGで描けない世界はない。
世界の果ても、四次元の世界も、あの世も地獄も
想像した通りのビジュアルが、CGで実現できる。
ほんとに素晴らしいと思う。
そんな今に、いまさらなのだが、
特撮が魅力的だ。
どうしてだろう。
手作りの魅力なのではないかと、私は思う。
簡単にはできない、卓上ではできない、コピーするのが簡単ではない
そんな価値と言っていいかもしれない。
個人の手作りのおかずのお店や
手作りの雑貨の店が、
量販店がいたるところに出店し、
フランチャイズの大衆レストランが幅を利かせる中にあって
変らないその価値を認められ続けるのと、似てるかなと思ったりする。
手抜きの感じられない作品の中にある一生懸命が、伝わるのだろう。
制作する側の汗やため息や、喜びや、満足感や、そんなものが肌で感じられる
それが、特撮の魅力となっているのではないかと思っている。
ウルトラマンの中に、人が入っているのを当然わかっていて見る。
怪獣の中にも、人が入っているのを知っていて見る。
ウルトラマンたちが舞い降りた町は、全てミニチュアで作りものであることを知っている。
水の中に膝まで入って闘う時は、実際に水の中にいるのであることを知っている。
ごまかさない。(CGがごまかしと言うのではもちろんないが)
だから、本物の作りものなのだ。
私は、特撮に”本物の作りもの”と言うタイトルをつけてあげたい。
ヘルボーイをとったギレルモ・デル・トロ監督がウルトラマンが好きだと言うのは有名だ。
彼の映画は、ノスタルジックだ。切なくて懐かしく、夢とあこがれと懐かしさと、そんなものがたくさん詰まっている。そして、映像が本当に美しい。アートの世界だ。
彼の作品は、ヘルボーイ、シェイプ・オブ・ウォーター、パシフィック・リム、パンズ・ラビリンス、などを楽しく見させていただいたが、ヘルボーイが個人的には、一番好きかな。
それで、特撮なのだが、
初代ウルトラマンで育った私にとって、平成ウルトラマンは大変衝撃的だった。
スーツアクターのボディーのすばらしさがである。
動きもしかり、格闘シーンが素晴らしく、なんと肉感溢れるウルトラマンなのだろうと
衝撃を受けた。
ティガのスーツアクターをしておられた、中村浩二さんに
ファンレターを送ったりしたくらい感動した。
ティガのフォルムが美しい。すごい二枚目。ハンサム。クール。
顔の表情が変わらないから、動きで感情をあらわすでしょ、それが、
お仕着せがましくなく、また、だからやるせない。
子供を、子供だけでなく大人までも感動させて、引き付けてやまない本物の作りもの
すばらしい日本の特撮、職人の技なり。
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