コンテイジョンをアマゾンプライムで見た。監督のスティーブン・ソダ―バーグ氏は、オーシャンズ11やローガンラッキーを監督した方であった。さすがやっぱり！
映画の前半、感染がマカオの一人目から始まり、世界各国に広がって行く様が、まったく現在起こっている状況とぴったりで、この方、予知能力があるのかしら。後半、各国のリーダーが対応する様や、人々がパニックになっていく様子には、現在の私達の方が賢いのであることがわかる。ここまで、乱れていないよね、今の私達。映画の中では、薬の順番待ちの乱闘や、食品の奪い合いや銃を持った強盗やら、荒らされた店やら、ごみが沢山散らかって荒れ放題の市街地やら、出てて、ちょっと気持ちが塞がった。
実際、映画のようになってなくて良かった。
今日は土曜日、
朝いちばん起きぬけに旦那と散歩に出かけて町の中を1時間歩く。
街と言ってもここは北向きのゆっくりした傾斜にある片田舎で、高いビルは全くなく、街並みと言うよりも木々が多く、家の庭も広く、広い公園もあり、のんびりしている。4月にしては空気が冷たく、自宅待機の土曜日の8時前の早い時間というのもあって、歩いてる人がいない。車のあまり通らない道、黄色いテープが張られた公園、そして、なぜか美しく感じる春の景色。
木々の緑が、花の色が、大変奇麗に見える。というか、今まで、日々の雑多な事柄に気を取られ、この美しさにここまで気が付かずにいたのかもしれない。ずっと昔から毎年同じようにきれいだったのだろう。人が歩かず、車の通らない自然が、今年の春はことさら奇麗なのだろう。
明日は日曜日、月曜日が大きなごみの日なので、ガレージのガラクタをかたずけよう、と一人息巻いている。せっかくこんなに時間があるのだから、日ごろ出来ないでいる事につぎ込まない手はない、と言う事だ。
ガラクタをせっせと集めては、ため込む主人と、必要ないと思ったらサッサと捨てる私の組み合わせで、相手方が思うように動いてくれないので、結構いつも困っている。ガラクタの整理も大切な老後の計画だと言っているのに、’重い腰があがらない様子。私は、と言うと思い立ったら吉日タイプで、やるとなったらジッとできない、すごいセッカチな面が実はある。昔は、おっとりタイプかなーと思っていたのが、大人になって実はそうでなかった、と言う事に気が付いた。運動会の障害物競走では、人の終わるのを待って進み、学校の発表会では、恥ずかしくて何も言えず、人前に出るとすごい赤面症で、自分は引っ込み思案でおっとり型と思い込んでいたのに、性格とは変わるものだ。とにかく、明日はガラクタをかたずける。
昨日は、1週間分の食料品の買い出しに、行きつけの街のスーパーに行ってきた。
マスクに手袋、眼鏡に帽子をかぶって娘と二人完全防備だ。行ってみると、やっぱり案の定、入店制限の列ができてた。午前中なら大丈夫かなと思ったけど、そうか、今日はグッドフライデーで、日曜日はイースターサンデーだものね。お買い物する人が多いのでしょう。それでも、店の外に並んでいるのは10人程度で、5分も待てば中に入る事ができた。全員マスク姿、通路は一方通行、レジには透明なスニーズガードと、色々工夫をしている。現在、どのスーパーに行ってもこれと同じような状況だと聞く。
2週間前に来た時と同じで、小麦粉とベーキング、紙製品の棚は空っぽのままで、今だに買い占めが続いてる様子。それに加えてコーヒー缶、トマト缶、ヨーグルト、洗剤までがほぼ売り切れ状態だった。
カートに入りきれないほどのお買い物に1時間半もかかってしまった。総額330ドルほどなり。
今回のコロナの騒動が始まったころ、冷蔵庫や冷凍庫を買い足した人もあったと聞いている。たしかに、家の冷蔵庫ひとつでは買い占める量に限界がありますからね。我が家も、大体これくらいがマキシマムね。すき間のできてきた冷蔵庫がまた満タンになって、やれやれだ。
でも、こうして、きちんと食事ができている事に感謝である。食べる事にも事欠く、大変な状況にいる人もたくさんいるとわかっているので、何か手助けはできないかと思いながら、思うだけで何もしないでいる自分が、もどかしい。こんなことで、控え目でなくてもいいのだけど、私は肝心のとこで度胸がないようだ。
日本もいよいよ、自宅待機が何か所かで始まったと聞くが、もうちょっと、ビシッと行かないと、大丈夫かなあ、、、。アメリカは、やりすぎなくらいやったので、今効果が出てき始めたみたい。感染者数が横ばいになり始めたらしい。
来週末になれば、この先どうなるか希望が見えてきそうだなと、期待している。
街のいたるとこで、木に咲く花が美しい。
