ウタイモズモドキの巣／おいしいビスケット

渡り鳥が通り過ぎた後の公園は、ちょっと寂しいかな。

そんなことを思ったら、今ここにいる鳥たちに悪いよな、と。

そうおもいつつも、毎朝、公園に行く理由がなくなったわけで、ちょっと退屈している。

そうは言っても、行けばそれなりに色々発見がある。

今は、ウタイモズモドキの巣を観察する日を過ごしている。

上の写真は、巣に親鳥が餌を持ってきてるとこ、

辛うじて葉の間から見えるだけだけど。

いつも歌ってるので、彼らがいるとすぐにわかる。

巣の中から小さな顔をのぞかせて。

親鳥は、用心深くやって来る。

 

この4日間ほど、むせるような熱気、暑かった。外に出るだけで、何をしなくても汗が出るほど。

今日は朝の早い時間に買い物だけでも済まそうと、近くの行きつけのスーパーに。

スナック売り場で、美味しそうなビスケットを発見した。両方ともヨーロッパ製、アメリカ製ではない。

黄色い方はドイツ製で、赤い方はベルギー製とある。おいしい。

アメリカに来て、残念な事のひとつが、お菓子、スナックがチップばっかでね。

クッキーやチョコレートも、言うほどおいしいわけでもなく。それで、たまにこうしてよその国の製品を口にすると、よけい美味しく感じる。特にヨーロッパの国々のお菓子類は美味しいものが多いなと思う。

アメリカのポテトチップス、ポップコーン、コーンチップス、クラッカーと言うのは概して油で揚げていたり、塩が効きすぎてたり、味が作りすぎだったりして、食べる時はそれなりに美味しく食べても、食べた後がよろしくない。一般のスーパーで販売している一般的なこれらの品は、ごく一般的な普通のアメリカ国民が口にするものと言う事になる。

これが例えばホールフーズや高級食材を扱うお店になると数倍高い高級菓子がある、それらは味も品質も断然違ってるわけで、それらは私のようなごく普通の国民がそう簡単に口にできるものではない。

アメリカの中に階級格差が暗黙のうちに存在している事を、はっきり感じている。

でも、それは自然な成り行きなんだと、思うのだ。

それぞれの働きや収入に合わせた暮らしができる様に、国の形が出来上がっているわけだ。

金持ちは金持ちらしく、貧しくても貧しいなりに、日々飢えることなく暮らしが立っている、という事なのだと思っている。

与えられた環境を受け入れ感謝する事なのだ。金持ちをやっかみ、自分が恵まれないことが金持ちのせいだと思うのは危険な考えだ、左翼の始まりになる。

人間は結局のところ、皆平等にできていると、つくづく思う。苦労や努力や、幸運や不運や、家庭、健康、才能などプラスマイナスしてみれば、幸せ度は、金持ちも貧乏人もそう大差ないかな、と。隣の柿は何とかで、とかく他人の事はよく見えて仕方ないもの、でも実際のところはわからないのだ、と。

日々の暮らしに追われながらも、家族が円満で、大した才能はないけど五体満足で健康なら、それは感謝に尽きる。

上を見てもきりがない。

日々、小さな幸せを見つけて喜んで生きたいものだ。

トランプ親分の事や、共産主義思想に傾くアメリカや世界の今後を思い、一喜一憂しながらも、

かたや、美味しいビスケットを見つけたことに喜んだりして…ね。